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06月09日-03号

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  1. 新富町議会 2020-06-09
    06月09日-03号


    取得元: 新富町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-12
    令和 2年 第03回定例会(06月)──────────────────────────────────────令和2年 第3回(定例)新 富 町 議 会 会 議 録(第3日)                           令和2年6月9日(火曜日)──────────────────────────────────────議事日程(第3号)                       令和2年6月9日 午前10時00分開議    日程第1 一般質問──────────────────────────────本日の会議に付した事件    日程第1 一般質問──────────────────────────────出席議員(12名)1番 永友 繁喜君       2番 石﨑 俊二君3番 松浦 美緒さん      4番 小山 早苗さん5番 揖斐 兼久君       6番 出口喜重郎君7番 大木 俊二君       8番 吉田 憲市君9番 阿萬 誠郎君       10番 下村  豊君11番 圖師 孝一君       12番 吉田 貴行君──────────────────────────────欠席議員(なし)──────────────────────────────欠  員(なし)──────────────────────────────事務局出席職員職氏名局長 宮本 信一君       書記 福重 和泉さん──────────────────────────────説明のため出席した者の職氏名町長 ……………………… 小嶋 崇嗣君  副町長 ………………… 出口 敏彦君総務課長 ………………… 池田 真二君  総合政策課長 ………… 比江島信也君スポーツ観光推進室長 … 有馬 義人君  財政課長 ……………… 平井 康博君基地対策課長 …………… 宮武 祐二君  税務課長 ……………… 宮本 芳幸君町民課長 ………………… 井下 喜仁君  いきいき健康課長 …… 山本 茂人君福祉課長 ………………… 稲田真由美さん 健康長寿推進室長 …… 海野 久代さん産業振興課長 …………… 倉永 浩幸君  農地管理課長 ………… 壱岐  進君都市建設課長 …………… 甲斐 雅啓君  水道課長 ……………… 長友 一彦君会計管理者会計課長 …… 山本 明子さん 教育長 ………………… 別府 宗光君教育総務課長 …………… 河野佐知子さん 生涯学習課長 ………… 齊藤 隆文君農業委員会事務局長 …… 壱岐  進君  町代表監査委員 ……… 坂東 啓男君──────────────────────────────午前10時00分開議 ○議長(永友繁喜君) これより、本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付していますとおり、一般質問となっております。────────────・────・──────────── △日程第1.一般質問 ○議長(永友繁喜君) 日程第1、一般質問を行います。 質問順番にこれを許します。3番、松浦美緒議員の質問を許します。3番、松浦議員。 ◆議員(松浦美緒さん) 皆さん、おはようございます。公明党の松浦美緒です。足元の悪い中、傍聴にお越しいただき、ありがとうございます。 まずは新型コロナウイルス感染症により、お亡くなりになられた方々の御冥福をお祈り申し上げますとともに、御家族の皆様に心よりお悔やみ申し上げます。 また、長期にわたり命を守る医療従事者や介護関係の方々はもちろん、社会を維持するために奮闘される方々は全て分断に立ち向かう勇者であると思います。どれだけ感謝してもし切れません。 数か月前までは想像もしなかったこと、例えば宅配便はサインをして受け取るという当たり前が、1か月もたたないうちに在宅でもサインなしで置いていってくれることが当たり前となってしまった今、ウイルスが社会にもたらした影響はまさに分断の一言に尽きると思います。 他人と距離を取り、密閉・密集・密接の3密を避けることが求められる、この新しい生活様式を一人一人が当たり前のこととして実践していく必要があります。新しい生活様式はウィズコロナの覚悟で進むしかないと思います。 この新型コロナウイルスという未曽有の困難に直面した中、我が公明党の勇気ある決断で実現したのが、全ての人に一律10万円を給付する特別定額給付金、一日も早く町民の皆さんに届けたいとの思いで職員の皆様が休みを返上し、作業してくださったと伺いました。本当にありがとうございます。 新富町は、ほかの自治体より早く受給され、皆さん大変に喜ばれております。9割以上の町民に給付されたと伺いました。特別定額給付金は全ての人が対象です。誰一人取り残さない、まさにSDGsの精神で、まだ給付されていない方へ今後とも引き続きよろしくお願いいたします。 それでは、議長のお許しがありましたので、通告に従いまして質問をさせていただきます。 1問目は、新型コロナウイルス対策です。 初めに、本庁窓口と学校のフェースシールドの導入について伺います。 次に、新しい生活様式について伺います。 昨日の質問で私が質問したいことの大半は分かりましたが、1点だけ。児童生徒における新しい生活様式についての中に、家に帰ったらまず、手や顔を洗う、できるだけすぐに着替える、シャワーを浴びるとあります。この4月に中学生になった子どもを持つ保護者から、すぐに着替えてシャワーを浴びるとあるが、ワイシャツは毎日洗うとしてもズボンは毎日洗えない、女子生徒のひだスカートはさらに厳しいのではないかとの話がありました。この件で伺います。 次に、GIGAスクールについて伺い、続いて、分散登校について伺います。 2問目は、防災・減災対策についてです。 先日、町民に配布されたコロナ感染症を考慮した災害時の避難所については、迅速な対応に感謝申し上げます。 初めに、新しい生活様式を踏まえた避難所対策について、続いて、要配慮者対策について、そして、防災士の免許取得に向けた取組について、4番目に、避難所の環境整備について、5番目に、防災ラジオについて伺います。 3問目は、ヘルプマーク・カードについてです。 皆さん、線維筋痛症という病気を御存じでしょうか。一般的な検査をしても原因が見つからないにもかかわらず、全身の強い痛みやこわばり、睡眠障害など日常生活に支障を来す病気です。約200万人いるとされているのに難病指定になっておりません。相談を受けた昨年、この病気と闘いながら大学に通う娘さんが、このヘルプマークを取得したいが、証明するものがないので取得できないとの相談を受けました。調べていくと、都道府県で取得基準に温度差があることが分かりました。 そこで、ヘルプマークの取得基準について、続いて、ヘルプマーク・カードの周知啓発について伺います。 4問目は、障がい者の日常生活用具助成について。 網膜色素変性症の方への暗所視支援眼鏡の助成の考えはないか、伺います。 5問目に、SDGs(持続可能な開発目標)について。 取組状況、活用に対する町長の考えについて伺います。 最後に、教育分野での取組状況と今後の計画について伺います。 以上、壇上からの質問を終わります。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) それでは、通告に従いまして、議員の質問にお答えをいたしたいと思います。 庁舎内の新型コロナウイルス感染防止対策といたしましては、事務室内に次亜水入りの加湿器を設置、また窓口にはアクリル板またはビニールシートにより飛沫感染対策を行っております。 現在、窓口対応時にフェースシールドの導入は行っておりませんが、聴覚に障害をお持ちの方が読唇術での会話を希望される場合には、フェースシールドにつきましても使用してまいりたいと考えております。 新しい生活様式につきましては、吉田貴行議員にお答えしたとおりでございます。 次に、新しい生活様式を踏まえた避難所対策につきましては、同じく吉田貴行議員にお答えをしたとおりでございます。 災害時の要配慮者の避難につきましては、災害発生直後、一旦、一般の避難所に避難をしていただき、その後、避難者の状態・状況に応じ、受入態勢の整った福祉避難所へ順次、案内をすることとなっております。 避難所の環境整備につきましては、バリアフリートイレを含め、要配慮者に必要な避難所の備品についても計画的に整備をする必要があると考えております。 防災士の資格取得に向けた取組としては、お知らせ版などによる広報や防災講話などにより、引き続き啓発に努めてまいります。また、学生などの若年層においても、防災教育などの観点から、今後は教育委員会と連携をし、学生などの若年層の資格取得についても検討を行ってまいります。 これまで資格取得をされました防災士の方々においては、地域防災の貴重な戦力として活躍をしていただくためには、第一に、自己研さんにおいて防災士としての能力の維持や向上を図ってもらうことが重要であると考えております。今後、町といたしましても、防災士能力の向上につながるような講習会など実施をしてまいりたいと考えております。 避難所の環境整備につきましては、大規模な災害が発生をした場合、十分であるとは考えておりません。避難所の環境衛生やプライバシーの確保は言うまでもなく、女性や災害弱者などの目線に立ち、できるだけ速やかに整備を進めていく必要があると考えております。今後は必要な資機材について、優先順位を立てながら計画的に整備を図ってまいりたいと考えております。 防災ラジオにつきましては、令和元年度に「デジタル同報無線システム」の実施設計を行い、今年度、デジタル同報無線整備事業を行うため、送信局の整備工事と各家庭に貸与する防災ラジオの購入費等の予算を今議会で上程をさせていただいているところでございます。 次に、ヘルプマーク・ヘルプカードについてお答えをいたまします。 ヘルプマーク取得基準についてでございますが、身体障害者手帳、療育手帳、精神保健福祉手帳または特定疾病療養証を有する、または高次脳機能障害の方、周りからの援助や配慮を必要とする方が交付対象となっております。 また、ヘルプマーク・カードの周知啓発につきましては、窓口となる県のホームページやポスターの活用、本町の「しょうがいしゃのしおり」の中でも紹介を行っているところでございます。 次に、網膜色素変性症の方への暗所視支援眼鏡の助成についてですが、本町では「新富町重度障害者等日常生活用具給付等事業実施要綱」により、日常生活の便宜を図り、福祉の増進に資することを目的として日常生活用具の購入費助成をしているところであります。 暗所視支援眼鏡につきましても、導入に向け、準備を進めているところでございます。 次に、SDGsについてお答えをいたします。 新富町におきましては、SDGsの理念を踏まえた施策に取り組んでおります。「第2期まち・ひと・しごと創生総合戦略」では、雇用を創出する観点から、新規就農者・農業後継者・企業者・事業継承者の支援や経営規模の拡大強化の支援を行い、新しい人の流れを作る観点からは、スポーツによる集客や来町しやすい環境づくり、民間との協働等を目指し、そして地域コミュニティーづくりの観点からは、福祉・教育環境の充実や交通手段・防災対策の拡充等、様々な施策を展開することとなっております。 また、昨年7月には、ユニリーバ・ジャパン株式会社と社会・環境・経済の各方面で100年後も生き生きとした町を目指し、「新富町サステナブルなまちづくり連携協定」を結び、職員研修や小学校での講演等を行っており、今後もまちづくりのパートナーとして、さらに新たな事業を展開していく予定となっております。今後もスピード感を持ち、将来、子や孫たちが帰ってきたくなる、活力と魅力にあふれた持続可能な新富町づくりに取り組んでまいりたいと考えております。 以上、お答えといたします。 ○議長(永友繁喜君) 教育長。 ◎教育長(別府宗光君) 松浦議員の質問にお答えいたします。 まず、新型コロナウイルス対策について、フェースシールドの導入についての御質問ですが、授業時の教師のマスク着用による影響としては「声が聞き取りにくい」「表情が伝わりにくい」等があり、特に英語科で指導の際、口元が見えないことによる弊害は少なからず考えられます。フェースシールドをどのような場面で使用することが効果的なのか、あるいは必要かを各学校において確認した上で導入の検討をしてまいります。 次に、新しい生活様式についてですが、昨日、小山議員の御質問にお答えしたとおり、「児童生徒における新しい生活様式について」を保護者の皆様にお示しし、学校、家庭において協力をお願いしております。 議員がおっしゃられた件は「帰宅後はできるだけすぐに服を着替える。可能であれば入浴する」と表記した部分だと思いますが、制服等の洗濯を毎日促すものではなく、屋外からのウイルスの持込みのリスクを減らしたり、目や鼻、口などを清潔に保つといった意図でありますので、御理解いただきますようお願いいたします。 次に、GIGAスクール構想についてですが、事業の概要は、学校における校内通信ネットワーク環境整備(校内LAN)と児童生徒1人1台の端末を一体的に整備することにより、新しい時代の教育に必要な環境整備を図るものであります。 当初、令和5年度までに整備する予定でありましたが、新型コロナウイルス感染症に伴う臨時休業による学びの場の確保として、国も当初より前倒しでの整備を促しています。現在、学校内のLAN整備と児童生徒1人1台の端末については、今年度内に整備をしたいと考えており、今議会に補正予算として計上しています。 また、今回の新型コロナウイルス感染症に伴う臨時休業のように、今後は同様の事態に備えた家庭におけるオンライン学習の活用も想定し、各家庭のネット環境等のアンケート調査を実施し、現状把握を行っているところです。その上で、学校における主体的・対話的で深い学びを深めるためのICTを活用した効果的授業実践及びオンライン学習等の整備を行っていく予定です。 次に、分散登校についてですが、県や国の方針を受けて、臨時休業中の5月11日からは通常の学校再開に向けた段階的措置として、分散登校及び一斉登校を実施しました。分散登校につきましては、3つの密をできる限り回避するため、各学校単位で地域割等を考慮したグループ分けをしておりましたが、一部、小中学校間で兄弟姉妹が別々の登校日となり、御家庭に対して御不便をおかけしたということもありました。 今後、さらに臨時休業の事態となった際は、小中学校間の連携をより一層密にし、十分に配慮するよう対応を考えてまいります。 次に、SDGsについての御質問にお答えいたします。 SDGsとは、「誰一人取り残さない」持続可能で多様性と包括性のある社会実現のため、国連サミットで採択された17の国際目標です。 教育分野での取組状況ですが、具体的には、環境教育、福祉教育、キャリア教育、人権教育が考えられますが、これまでも「総合的な学習の時間」において、町の文化や歴史、アカウミガメの生態等を学ぶ中で、自然保護や環境問題について学び、どう行動するかを考えたり、外国語活動や英語科において国際理解を深めるなど、SDGsの視点を学習に取り入れています。今後の計画については、SDGsについて、教職員や保護者が研修する機会も検討していきたいと考えております。 「教育が全てのSDGsの基礎である」と言われております。様々な課題を子どもと大人が共有し、主体的に捉え、身近なところから取り組むことで「持続可能な社会の実現」を目指す幅広い視点に立った教育として取り組むことができればと考えております。 以上、お答えといたします。 ○議長(永友繁喜君) 松浦議員。 ◆議員(松浦美緒さん) フェースシールド導入の件、伺いました。 確認ですが、読唇術を希望される方にはとありましたが、全ての課でその対応をしていただけるのでしょうか、伺います。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) そのように考えております。 ○議長(永友繁喜君) 松浦議員。 ◆議員(松浦美緒さん) 手話や口元の動きを読み取りながらの会話、いわゆる読唇術が生活の基本になる聴覚障害者の方をはじめ、補聴器をつけている方もビニールシートが下がり、マスク着用の職員との会話は困難と思われます。窓口対応をする全ての課の職員は、初めからフェースシールド着用という考えはございませんか、伺います。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 検討してまいりたいと思います。 ○議長(永友繁喜君) 松浦議員。 ◆議員(松浦美緒さん) ぜひ一日も早く実現をしていただきたいです。これは最低限の合理的配慮と思います。 次に、学校での導入についてですが、国光原中学校は生徒も装着して英語の授業を受けているとのことですが、生徒にも導入の考えはございませんか、伺います。 ○議長(永友繁喜君) 教育長。
    ◎教育長(別府宗光君) フェースシールドについては指導者用として大人用の導入を考えておりますが、今のところ、児童生徒用全員分の購入は想定しておりません。これは文部科学省の衛生管理マニュアルに、基本的に常時マスクを着用することが望ましいということで、フェースシールドについて言及していないことに基づいております。 しかし、ことばの教室の通級指導、それから特別支援教育の場面で、児童生徒がフェースシールドを着用することが望ましいと判断した場合は、個別に検討していきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(永友繁喜君) 松浦議員。 ◆議員(松浦美緒さん) ぜひ検討をしていただきたいというふうに思います。 次の質問に移ります。新しい生活様式については、中学生の制服の件のみ伺います。 着替える、シャワーを浴びると表記してあれば、ほとんどの保護者は洗濯するということを想像すると思います。ましてや、誰も今までに経験したことのない生活を強いられてのことです。平時でさえ、私も子どもが中学生のとき、合服と夏用セーラー服は毎日洗濯、ひだスカートは週末クリーニングを繰り返してきました。新しい生活様式になったわけですので、屋外からのウイルス持込みのリスクを減らすという意図であれば、例えば体操服で通学や授業を受けることを許可することはできないのでしょうか、伺います。 ○議長(永友繁喜君) 教育長。 ◎教育長(別府宗光君) 基本的には新しい生活様式に沿って感染予防対策を実践することとし、通学は制服でと考えております。ただし、今後の感染状況の変化、それから本人や保護者の不安等を含めた申出があれば、状況に応じて学校と協議の上、検討をしていくこととしたいと思います。 ○議長(永友繁喜君) 松浦議員。 ◆議員(松浦美緒さん) ぜひ前向きに協議・検討をしていただきたいと思います。 次に、GIGAスクールについてです。 今や仕事だけでなく、日常生活を含めて社会のあらゆる場所でICTの活用は当たり前のものとなっており、これからの時代を生きていく子どもたちにとってICTは切っても切り離せないものとなっております。ハードを整備することはあくまでも手段であり、それをいかに効果的に使い、子どもたちの学びを豊かにしていくかが大切になると思います。教師がICTを活用して指導する力も高めなければならないと思います。 そこで、教師がICTを効果的に活用して、指導力を高めていくためにどのようなことに取り組まれるのか、お伺いいたします。 ○議長(永友繁喜君) 教育長。 ◎教育長(別府宗光君) ICTにつきましては、現在でも各学校において電子黒板や大型モニター、パソコン等のICTを活力した効果的な授業実践に各学校で取り組んでおります。 また、学力・授業力向上推進リーダー研修会として、各学校から推薦を受けた先生方が毎年度、テーマを決めて授業研究に取り組んでいます。そのリーダーの各学校の授業力の向上の底上げとして、この研究の中でもICTを活用した授業を取り入れてモデル授業を行っているところです。 今後さらにまた効果的な授業を実践する上で、指導者側である先生たちの研修も必要と考えており、現在、こゆ財団の専門スタッフの助言・協力も頂きながら、今年度の研修計画について検討をしているところです。 以上でございます。 ○議長(永友繁喜君) 松浦議員。 ◆議員(松浦美緒さん) ICTに慣れない教師にとっては非常にプレッシャーもあると思います。子どもたちのためだったら何だってやる、まずはやってみようと挑戦をし、教師同士の情報共有や教え合い、試行錯誤の中から様々なアイデアが出てくるのではないでしょうか。 そして、ICTが進む中で、よい面だけではなく、留意すべき点があります。情報モラル教育の充実や有害情報対策は学校だけでなく、地域全体で取り組んでいくべき課題と考えますが、WHO(世界保健機関)は、オンラインゲームやテレビゲームのやり過ぎで日常生活ができなくなる、ゲーム障害を新たな病気に認定をいたしました。 さらに、OECD(経済協力開発機構)が実施した生徒の学習到達度調査2019では、我が国での学校授業でのICTの利用時間が最下位である一方、学校外ではネット上でのチャットやゲームを利用する頻度は平均よりも高く、その増加が著しいことが明らかになるなど、ICTをめぐる我が国の子どもたちの現状と課題が浮かび上がるものでした。 しかし、子どもたちをICTから遠ざけるのではなく、ICTを使いこなしていくことができるよう、情報モラル教育の充実や有害情報対策などに取り組んでいくことが一層重要と考えますが、そこで情報モラル教育や有害情報対策などへの取組を伺います。 ○議長(永友繁喜君) 教育長。 ◎教育長(別府宗光君) ただいま松浦議員がおっしゃったことは、とても大事なことだと委員会としても認識をしております。インターネット、スマートフォン、SNS等は、子どもたちにとって身近な存在になっています。各学校においては、これまでもネットに関するアンケートの実施、外部講師による講話や生徒指導等を通じて計画的に情報モラル教育を実施しているところです。 また、家庭においては親子で話し合い、使用のルールを決める、フィルタリング機能の設定など、家庭と学校が共通理解の下で連携して取り組むことが重要であると考えております。 実際に今回7月30日には、上新田学園が小学校の5、6年生、中学校の1年生から3年生を対象に、高鍋警察署と連携をして情報モラル教室を実施いたします。教育におけるICT化を推進する上で正しい情報の収集と判断、処理や発信などを行う情報活用能力の育成、また他者への影響を含め、情報社会での行動に責任を持つことなど、情報を正しく安全に理解できることについて学ぶ情報モラルの教育は今後ますます重要であり、強化していかなくてはならないと認識しているところです。 以上でございます。 ○議長(永友繁喜君) 松浦議員。 ◆議員(松浦美緒さん) 次に、昨年4月から学習用デジタル教科書を読み書きに困難を抱える子どもたちが、学校で必要に応じて使用できる法改正が行われ、施行されております。 新富町におきましても、特別支援学級等に通われるお子さんが増加傾向にあると伺っております。こうした児童生徒にこそ、優先して学習用デジタル教科書が提供されるべきと思います。 そこで、学習用デジタル教科書はどのように授業に取り組んでいるか、伺います。 ○議長(永友繁喜君) 教育長。 ◎教育長(別府宗光君) 学習用デジタル教科書については、今回、平成31年4月に学習者用デジタル教科書が制度化をされました。 本町におきましては今この準備を進めているところでございますが、現在の段階としては今、教師がデジタル教科書を使って電子黒板に映し出し、教科授業で活用している状況です。実際に教師と児童生徒全員が同じ画面を見ながら、大事な箇所を確認したり、動画を見たり、立体図を動かしたりしながら理解を深めています。 先ほどおっしゃいましたように、今後1人1台のタブレットの導入が進むことで、さらに読み書きの困難がある子ども、それから情報処理に特性のある子どもなど、個に応じた指導支援を強化していきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(永友繁喜君) 松浦議員。 ◆議員(松浦美緒さん) 学習用デジタル教科書の利点である文章や図表を拡大して表示できたり、簡単に繰り返し書込みができたり、動画やアニメーションなどのデジタル教材と一体的に使用することにより、学習への興味関心を高めたりする効果があると思います。利点を最大限に生かしていただきたいと思います。 次に、教育長の答弁の中に、各家庭のネット環境等のアンケート調査を実施し、現状把握を行っているとありましたが、ネット環境がない家庭に対しての対応を伺い、併せてルーターの貸出し等の考えはありませんか。 ○議長(永友繁喜君) 教育長。 ◎教育長(別府宗光君) ネット環境の現状調査につきましては、現在、集計が終わりました。新富町の全児童生徒1,441名中、約260名が日中に家庭でインターネットが使えない状況です。世帯数でいきますと約170世帯となります。 ネット環境整備は、今後のオンライン学習や卒業後にも情報を収集したり、学んだりする上からも大変大事な生活のツールの一つになっていくだろうと考えます。そういう意味でも、まずは家庭において整備をしていただきたいということをお願いしたいと考えております。 ルーターの貸出しにつきましては、ルーター自体は1台1万円程度なんですけれども、実際に通信費等を入れますと、会社によって異なりますが、一月約4,000円ぐらいかかります。そういうものを含めますと、各家庭がインターネット環境を整備する、これをどう支援していくかという対策を考えることが大事だと考えております。 教育委員会としては今後、各学校の無線LAN整備と1人1台のタブレット整備、それから全員がタブレットを家庭へ持ち帰ってのオフラインでの有効活用、そして既にインターネット環境のある家庭でのタブレットのインターネットオンライン授業の活用と、それからインターネット環境がない家庭へのインターネット整備支援対策の検討を並行して検討をしていきたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(永友繁喜君) 松浦議員。 ◆議員(松浦美緒さん) ここで、町長に伺います。今後、新型コロナウイルス感染症の第2波、第3波または災害等で臨時休校になり得る事態を想定し、Wi─Fi環境の整備が急務と思われます。町内のネット環境の整備について以前に答弁をされていますが、その後どのようにお考えでしょうか。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 現在、先ほど教育長からも答弁があったとおり、アンケート等で聴いて、ネット環境が整っていない家庭があるということも存じ上げております。その中でやはり考えなければいけないのは、児童生徒にインターネット環境が必要なのかどうか。要は、ネットワークといっても町内だけのネットワーク、新富町の中だけのネットワークで例えば授業の配信だったり、遠隔授業だったりというのは事足りるわけです。という整備の仕方で、外に出るインターネットまで本当に必要なのかということで今、検討を差し上げているということになります。 新富町は幸い、光ファイバー網をIP告知端末ということで、全戸に設置をするという目的で約70%程度の家庭にはこの光ファイバー網が通っております。この光ファイバー網を活用して町内ネットワークの構築はできないかということについて今検討を差し上げていますので、もしこの構築ができるようになればインターネット料金の接続料金、プロバイダー料金というのは払わずに、町内のネットワークは完了するというような形が取れないかということで今、検討を差し上げています。というような状況になっています。 ○議長(永友繁喜君) 松浦議員。 ◆議員(松浦美緒さん) 社会的にも新型コロナ禍でテレワーク、地方分散、地方移住等に移行をしております。地方移住を考えている方が懸念することの中で、テレワークの環境というのが約4割だそうです。この町内Wi─Fi化が実現をすれば、新富町の活性につながることと確信をいたします。 次に、分散登校についてです。こんなときこそ、小中学校間の報・連・相(ほう・れん・そう)を密にしていただきたいものです。 この件は、ある保護者からの声でした。長期休校からようやく分散登校になったのはよかったが、小学校と中学校の登校日がばらばらで結局、毎日、朝御飯と昼御飯の準備をして仕事に行かなくはならない。また、中学生への息子や娘がいることで、小学生の弟、妹の面倒もお願いして安心して仕事に行くこともできていたとのことでした。十分に配慮していただきますようよろしくお願いいたします。 それでは、次の質問の防災・減災対策についての新しい生活様式を踏まえた避難所対策についてです。 まず初めに、私が昨年9月に質問・要望いたしました液体ミルク、そして段ボールベッドを導入いただきまして本当にありがとうございます。コロナ禍で避難所対策のことがメディアで報道されている毎日です。その中で必ず紹介されているのが段ボールベッドとパーティションです。3密を避け、感染拡大防止になると言われております。パーティションも導入されたと伺いました。 今後、追加で段ボールベッド、パーティションの導入があるのか、伺います。また、幾つ導入を予定でしょうか。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 実際、段ボールベッドのほうを購入させていただきました。パーティションも購入はしました。必要な数もまたもう一度きちんと検証しなきゃいけないというふうには思っているんですけれども、やっぱり段ボールベッドは重くてかなりかさばるんです。これを位置をどうするかとか、この置き場をどうするかということになると、なかなかこれは難しいということなので、ほかの方法もいろんな例えばエアベッドとか簡単な折りたたみの簡易ベッドとかのほうが意外と持ち運びも便利で収納に困らないというような状況も今考えられましたので、何が一番最適かということはもう一度検討をさせていただきたいなというふうに思います。 初めて段ボールベッドを購入して分かったのは、やはり重くて大変かさばるということだったので、いろんなよいのが出ていますので、そこは検討をさせていただきたいというふうに思います。 パーティションにつきましても同様で、どんどん進歩をしてよいのが出てきています。もちろん、ある程度の時期にこれを整備すると決めないと、よいのが出るから待っとこうというと、いつ起こるか分からないという状況になりますので、そういった中でも工夫をしながら個別配慮ができるような体制を取っていきたいというふうに思います。 ○議長(永友繁喜君) 松浦議員。 ◆議員(松浦美緒さん) 町が先月、町民に配布した「コロナ感染症を考慮した災害時の避難について」の中に、親戚や知人の家または車中避難が可能か検討するとあります。避難所の感染リスクを少しでもなくすための準備ですが、どこに避難するかを隣近所や地区防災組織のリーダーなどに伝えていくことが大事ではないかと思われますが、どのようにお考えでしょうか。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) もちろん、そこの確認というのは重要で、もしかしたら避難所に来ていないからといって心配になって、身内の方がもう一度迎えに行ってもう一回被災をされるとかという可能性がありますので、そこについても十分検討をしていきたいというふうに思います。もちろん、ICTを利用して居所確認等々ができるというのが一番なんですけれども、事前に登録をしていただくとかいうような方式も取れると思いますので、検討をさせていただきたいと思います。 ○議長(永友繁喜君) 松浦議員。 ◆議員(松浦美緒さん) 新富町地域防災計画の中の第22節の4に「避難行動要支援者名簿の作成」とあります。要支援者は当然のことながら、地区の名簿も作成をし、避難先の記載を追加してはどうかと思っております。 次に、要配慮者対策についてです。 福祉避難所対象者、つまり要配慮者といわれる方々が、災害時に福祉避難所に直で移動できないか、伺います。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 要配慮者が直に福祉避難所に移動をするということですね。──はい。もちろん、直に避難ができるような体制を取っていくということも重要でしょうから、そこは検討していかなきゃいけないと。 ただ、現状の中で施設は福祉の避難所が限られた場所しかありません。大変多くの方が今の状況で、このコロナ感染症の対策によって避難をしてきた場合に職員も足りませんし、避難所というのも場所的にどうなのかというのもありますので、そこはしっかり検討していかなきゃいけない案件だというふうに思います。どのくらいの方が実際に避難をされて、どれぐらい個別に配慮をした体制を取っていくかと。 そして、福祉避難所はどこに設置をし、どういった形で避難をしてもらうかというのも、もう一度検討をし直さないと、このコロナの前の避難所運営の計画というのが根本から変わってきてしまいますので、そこはしっかり検討してまいりたいというふうに思います。 ○議長(永友繁喜君) 松浦議員。 ◆議員(松浦美緒さん) 例えば、一時避難所として避難してきた避難所に人口呼吸器をはめた方の電源設備は十分でしょうか。避難所にはどんな障害を持った方が見えるか分かりません。その方々にとって必要最低限のケアが避難所で十分行えるのでしょうか。避難してきた全ての方々が安心して過ごせる避難所は本当に設置できるのでしょうか。 また、対象者を最適な福祉避難所へトリアージできる職員が、その避難所にいなかった場合はどのようにすればいいのでしょうか。当然、職員の命を守らなければいけません。対象者がいる避難所に職員が来ることができないことも十分に想定できます。 そこで、福祉避難所対象者の方は一時避難所経由でなく、福祉避難所へそのまま直で避難することはできないのでしょうか。あるいは避難所経由になったとしても職員のトリアージを受けなくても、災害が落ち着いたら、すぐに事前に決めておいた福祉避難所へ避難できるような体制を整えていただきたいのです。対象者にとって最適な避難所が事前に決まっていれば、本人はもちろん、家族も安心です。また、これによって、有事の際の職員の負担もかなり軽減できるのではないでしょうか。 内閣府より出されている福祉避難所の確保、運営ガイドラインには「市町村は災害時において、福祉避難所の対象となる者を速やかに福祉避難所に避難させることができるよう、平時から対象者の現状などを把握することが望ましい」とあります。また、「あらゆる機会を通じて平時から連携を図っておく」ともあります。有事にスムーズに福祉避難所に移動できる体制、仕組みを作るべきではないでしょうか。一つ一つの丁寧な平時からの準備、連携が多くの方の命を救うことになると思います。 次に、防災士の免許取得に向けた取組についてになりますが、現在、新富町に防災士取得者は何人いますか。そのうち職員で防災士取得者は何人いますか。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 一つ、答えをさせていただきたいと思います。松浦議員がおっしゃるとおり、福祉避難所等々の整備に関してまだまだ足りていない部分がございますので、しっかり対応をしてまいりたいというふうに思います。 ただ、役場の職員というのが160名しかいません。そういった中でトリアージをするとか、いろんな福祉避難所に分散化をしたら大変になると。これは逆に避難をしている方たちに御迷惑をおかけしたり、困難を招いたりということがございます。何をしていかなきゃいけないかというと、やはり地域の防災力をしっかり高めていくということだというふうに思います。民間企業だったり、例えば民間の病院、ケアができるような学校、そういったところをうまく活用をしながら、やはりいろんな知恵を出しながらやっていかなきゃいけない部分だというふうに思います。 全てを行政が担うとなってしまうと、大変これは自分で考えるとか命を自分たちでどう守っていくかと考えることの契機にもなっていかないでしょうから、やはり一番重要なのは、自分の命をどうやって守っていくんだということをしっかり認識をしていただくことだと思いますので、そこはきっちり丁寧に町民の皆さんに御説明を申し上げていきたいというふうに思います。 残りの質問等は担当が答弁をします。 ○議長(永友繁喜君) 総務課長。 ◎総務課長(池田真二君) 4月1日現在で資格取得者は、町内で82名いらっしゃいます。そのうち役場職員が7名ということで、それには会計年度任用職員2人を含めて7名ということになっております。 以上です。 ○議長(永友繁喜君) 松浦議員。 ◆議員(松浦美緒さん) 新富町の取得割合は、児湯郡の中でトップクラスです。ということは、防災意識の高い方がたくさんいるということだと思います。一方、職員は申し訳ないんですが、少ないように思います。 新富町地域防災計画の中には「防災士養成研修等を実施し、自主防災組織の活動を図る。なお、その際には要配慮者や男女共同参画の視点からの防災対策についての内容を盛り込むように配慮する」とあります。ここでの新富町の防災士養成研修とはどのようなものですか。 ○議長(永友繁喜君) 総務課長。 ◎総務課長(池田真二君) 研修は取得後にしておりますが、ネットワーク自体に加入されていない方もいらっしゃいますので、今後はネットワークと協賛で町とネットワーク協賛で研修を行っていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(永友繁喜君) 松浦議員。 ◆議員(松浦美緒さん) やはりそういった意味でも、防災リーダー排出のために防災士資格取得者を町として増やしていったらどうかと思います。どうでしょうか。 新富町は、ありがたいことに防災士資格取得のために係る受験料・登録料の全額助成制度があります。防災士を各地域で輩出をし、活動できる場の提供を町が積極的に行っていくことで、様々な防災訓練や防災への啓発活動などを行政主導から防災士を中心とした民間主導にするべきではないでしょうか。そうすれば有事の際は住民一人一人の意識が変わり、備えや動きも変わり、結果として一人でも多くの命を救うことができる減災対策になるのではないでしょうか。 そして、防災士を行政がうまく活用する仕組みをつくり、しっかりとした道筋を作っていけば、後は自然と地域の自主防災組織が動き出すのではないでしょうか。もちろん簡単なこととは思ってはいませんが、じっくりと時間をかけて育てていくことが大切ではないでしょうか。現在の同じことを繰り返していたら、結局、助かる地域とそうでない地域が出てしまうのではないでしょうか。 今年度の宮崎県防災士養成研修の申込みも始まっております。ぜひ職員の方は研修、資格試験に挑戦していただき、まずは防災に対する認識を高めていただきたいと思います。 それでは、避難所の環境整備についてです。 国土交通省は7日、避難所を増強する方針を固めました。支援は避難所に使うための体育館や公民館などの公共施設を改修したり、既に避難所として指定している施設を改築したりする自治体が対象とあります。この経費を最大限に生かして、まずは整備していただきたいのが体育館・集会所の空調整備、そしてバリアフリートイレです。トイレが感染率のリスクが高いことが分かっております。バリアフリートイレの中には、水なしで衛生的に処理できる自動ラップ式トイレがあります。仮設トイレの設置を待たずに即移動できるポータブルトイレです。空調整備とトイレ整備はどうお考えでしょうか。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) まず、トイレの整備については整備をしていかなきゃいけないというふうに思います。通常のトイレもやはり使い勝手が悪かったり、きちんとバリアフリーになっていなかったり、ユニバーサルデザインになっていなかったりということが所見をされますので、そこについてはきちんと整備をして計画立てて整備をしてまいりたいというふうに思います。 空調に関しても実はこの予算の前に、去年にスポットクーラーということで緊急防災対策債を活用しまして、それぞれの体育館で利用できるように移動式の大型のスポットクーラーを購入するという予定で提案を差し上げております。今年度中には整備が終わるというふうに思いますので、これで何個かの体育館、中央体育館については空調が完了するというか、可動式ですので、もしかしたら移動ができる。 ただ、可動をするのがすごく重いみたいなので備付けになってしまうかは分からないですけれども、整備ができていくんじゃないかなというふうに思いますので、まずはその1か所に整備をさせていただきます。予算を有効活用するために今後も、そういった整備等々を有効的に予算を活用しながら進めてまいりたいというふうに思います。 ○議長(永友繁喜君) 松浦議員。 ◆議員(松浦美緒さん) 早急に検討をお願いいたします。 次に、今回の議案に計上されている防災ラジオの運用を伺います。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 今回、予算に計上されています280MHz帯防災ラジオという部分については、昔、ポケベルというのがございました。このポケベルの電波のシステムを使って、各家庭に防災情報もしくは町内放送を流すという仕組みになります。直接音声を流すのではなくてパソコン上で打った部分について、各家庭で配備をされているポータブルラジオが音声変換をして音声を流すというような仕組みになろうかというふうに思います。 基本的には電波がすごく通りやすいということで、電波の届かない地域が少ないということ、それと緊急時にかなり強い停電が起こったとしても、個別受信機については乾電池で対応ができるということで停電時にも送れる、そして停電時にも聞けるということで大変災害等に強い仕組みだと思っていますので、これを整備してまいりたいというふうに思っております。 ○議長(永友繁喜君) 松浦議員。 ◆議員(松浦美緒さん) この防災ラジオはどのようにして配布をされますか。また、地区外の方への配布方法も伺います。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 今回、できる限り無償で全町民の皆さんに配布をしたいというふうに考えております。配布方法などは、まずは地区に加入をされている方は、地区に配布をすると。また個別に配布している分には役場に申請をして貸与という形になろうと思いますので、申請をしていただいて配布をしてまいるというようなことになろうかと思います。 ○議長(永友繁喜君) 松浦議員。 ◆議員(松浦美緒さん) 同時に、正確に聴覚障害者の方にも情報提供が必要と思いますが、聴覚障害者の防災ラジオはどのようなものか、伺います。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 聴覚障害の方には、この防災ラジオが文字情報として流れる液晶タイプというのがございます。文字情報と音声で両方とも流れるというような仕組みがございますので、そこを活用してその聴覚障害もしくは難聴の方については、そこで対応してまいりたいというふうに思っているところでございます。 ○議長(永友繁喜君) 松浦議員。 ◆議員(松浦美緒さん) 新型コロナウイルスで自粛中、町から発信されるIP告知放送は、唯一のつながりと感じていた方も多いと思われます。しかし、もし災害が起き、ライフラインが途切れたらと思うとぞっとします。平時から防災ラジオを使用することが、非常時に混乱せずに冷静な行動を取ることができるのではないでしょうか。 それでは、次の質問のヘルプマークの取得基準についてです。 県のホームページには、配慮を必要としている方のためのヘルプマークの普及に取り組んでいます。義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方など、援助や配慮を必要としていることを知らせることで援助が得やすくなるようヘルプマークを作成し、普及に取り組んでいますとあります。 周囲の方に配慮を必要としていることを知らせる目的で作られたということは、周囲の方がこのマークがどういうマークなのか知っておかなければ援助はできません。新型コロナウイルスで自粛の中、民法の「ヘルプマークを御存じですか」とのコマーシャルが流れておりました。このコマーシャルを見て、どういうマークだろうと思う方は少なからずいると思います。 そこで、次の質問のヘルプマーク・カードの周知啓発についてです。やはりより多くの方にマーク、カードを知ってもらい配慮してもらうには、町のホームページや広報での周知啓発は必要かと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 必要だと思います。 ○議長(永友繁喜君) 松浦議員。 ◆議員(松浦美緒さん) ヘルプマークを持っている青年に話を伺ったことがあり、体の調子がよいとき、悪いときで、つける、つけないの調整を自分なりにしているそうです。そして、飛行機や電車に乗るときは必ずつけるようにしている、ヘルプマークをつけていると安心ですとのこと。やはり取得基準変更のことも含めて周知することが必要と思います。 それでは、次の質問、障がい者の日常生活用具助成についての網膜色素変性症の方への暗所視支援眼鏡の助成についててですが、早速、助成対象にしていただき、ありがとうございます。 網膜色素変性症とは、国指定の難病の一つで、網膜に異常が起こり、暗いところでものが見えにくい夜盲や、視野が狭くなったり、視力が低下する遺伝性の病気です。中でも夜盲は夕方に出歩けなくなり、日常生活が制限されることで患者さんが困っております。暗所視支援眼鏡MW10を装着することで、夜でも昼間のように明るく見えるというものです。 今年の1月2日、3日の箱根駅伝で初のシード権を獲得した創価大学駅伝部、その立役者となったのが10区で、区間新記録を更新した嶋津選手、幼いころから網膜色素変性症を発症し、難病でもできるスポーツとして駅伝を始めます。明け方や夜間は嶋津選手だけ照明のある体育館などでのトレーニングと、ほかの選手とは別メニューに励んできました。今までは暗くなると、友人の介助や携帯電話のライトで足元を照らしながらの移動でした。MW10を装着することで夜に他人にぶつからなくて済むし、日常の中の移動のハードルが下がると言っております。 このMW10があれば、一つに、普通の眼鏡と同様に、安全かつ簡単に使用することができ、2つ目に、就労の継続をより可能にするだけでなく、災害時の避難にも役立つなど障害による困難を克服して自立に資するものと思われます。視覚障害者が用いることのできる補装具は杖と義眼と眼鏡に限られ、ほかの障害とは異なり、視覚障害者に対する福祉用具は長きにわたり開発できずにいました。MW10の開発によって生活の質を大きく改善できることは、視覚障害者にとって大きな希望になると信じます。 最後の質問、SDGs(持続可能な開発目標)について、町長の考えを伺いました。 実は3月の一般質問にSDGsを入れておりました。そのときは1から17の目標を項目ごとに各課長に当てはまる項目のときに挙手をしていただき、認識度を確認してもらおうと思っておりました。しかし、今回は時間も時間ですので、残念ながら割愛させていただきます。 昨年、内閣府はSDGsに関する自治体の取組状況を調査しています。推進している自治体が13.4%、またSDGsに「非常に関心がある」と「関心がある」は58.4%となっております。さらに、自治体職員におけるSDGsの認知度は66%でした。自治体の多くに何か新しく取り組もうという思考が見られます。しかし、既に実施している事業がSDGsそのものと考えます。 先ほどの自治体職員の認知度から見ても、自らが実施している事業がSDGsに貢献する事業だと気づいていないケースも多く見られるので、まずは自らが実施している事業がSDGsだと気づかせることだと思います。 そこで、各課の事業が17の項目のうち、どのアイコンになるかを認識し、各課の窓口や看板にアイコンを表示してはいかがでしょうか。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 松浦議員おっしゃるとおり、いろいろほぼ全てが現在はSDGsに絡んでくるということになろうかというふうに思います。 各課ごとに分けるというのが実はなかなか作業として難しくて、全ての分野で広い、例えばパートナーシップを結んでいきましょうとか、ジェンダーを平等にやっていきましょうとかいうような部分については、どこの課でも対応をしていかなきゃいけない部分だと。つなげていきましょうとか、あとは経済をしっかり回しながら保って持続可能な町を作っていきましょうとかというのは全ての課なので、そこをすると多分、全部が、ほとんどがついてしまうような状況になるので、うちの役場としてSDGsをしっかり取り組んでいます、ということの掲示等々は必要になってくるかなというふうには思います。 ○議長(永友繁喜君) 松浦議員。 ◆議員(松浦美緒さん) 地方自治法第1条には、「地方公共団体は住民の福祉の増進を図ることを基本として、地域における行政を自主的かつ総合的に実施する役割を広く担うものとする。」と明記されています。 同条文に、「住民の福祉の増進を図ることを基本」とあります。これが自治体の目指す方向性、目的です。私の考えでは、住民の福祉の増進を図るのが、SDGsが掲げる「誰一人として取り残さない」と同じ意味があると思います。その意味では、自治体がSDGsに取り組むことは、自治体自らの価値や意義に気づくことになると思います。 次に、教育分野での取組状況と今後の計画について伺いました。 2020年度は小学校に、中学校は2021年度からの学習指導要領にSDGsが盛り込まれ、子どもの頃から世界の課題と自分の身の回りの課題をつなげて考える思考力を持ち、自分に何ができるかと意見を出し合いながら行動の一歩を進めることが特に重要であり、教育での推進が一番の希望です。 子どもたちに伝えていく教職員、保護者の学ぶ機会をぜひ実現していただき、親子でSDGsについて語り合う場が当たり前の環境になることを願いまして、私の質問を終わります。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 先ほど松浦議員への答弁の中で、スポットクーラーの話で、去年「予算化」ということでしたが、去年「協議」をさせていただいたということだというふうに訂正をさせていただきます。……………………………………………………………………………… ○議長(永友繁喜君) ここで暫時休憩します。11時15分からお願いします。午前11時01分休憩………………………………………………………………………………午前11時14分再開 ○議長(永友繁喜君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 2番、石﨑俊二議員の質問を許します。石﨑議員。 ◆議員(石﨑俊二君) 皆さん、こんにちは。本日2人目です。よろしくお願いします。 今回の一般質問では、新型コロナウイルス対策についての質問が集中しております。既に昨日の質問の中にも同じような項目がありましたが、通告どおり質問させていただきます。 まずは、ようやく学校再開となりました町立学校についてお伺いいたします。 1つ目に、学校再開時点での遅れている授業時数について、2つ目に、遅れている授業時数を補うための方策について、3つ目に、休校中の子どもたちの様子や心身状態の把握について、4つ目に、子どもたちへの影響に関して今後想定される状況と対策について、5つ目に、校則についてをお伺いいたします。 2つ目の質問です。新型コロナウイルス対策についての質問になります。 新富町は、県内自治体の中でもいち早く支援に乗り出し、とりわけ大きな打撃を受けるであろう飲食店を中心とした商工業者に対し、様々な支援策を次々に打ち出してくれました。新富町商工会が窓口となり、商工会員のみならず会員以外の店舗にも声をかけ、町の支援をつないでくれました。支援を受けた方々からは、本当にたくさんの感謝の言葉を頂いております。 ということで、1つ目に、商工業者に対する町独自の支援策の実績についてお伺いいたします。しかしながら、緊急事態宣言が解除された後も第2波の懸念が残っている以上、引き続き新しい生活様式を取り入れながら警戒していくこととなり、いまだに自粛ムードが解消されておりません。今後も継続的な支援が必要と感じているところでございます。 そこで2つ目に、今後予想される影響拡大とその対策について、最後に、新しい生活様式の考え方についてお伺いいたします。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 石﨑議員の御質問にお答えをいたします。 新型コロナウイルス対策における商工業者に対する町独自の支援策の実績について、お答えをいたしたいと思います。 町単独の支援策といたしまして、大きく影響を受けた飲食業に対し、営業形態等に応じ、36事業所に対し217万円の見舞金、営業自粛要請に応じた事業所に対し休業協力金として、1事業所当たり30万円を16事業所に480万円、営業時間短縮要請に応じた事業所、1事業所当たり20万円を31事業所に620万円、減収などの影響がある事業者に対し家賃補助として、38事業所に約200万円を支給しております。 また、産業振興課職員の発案で始めました飲食店応援のお弁当の注文につきましては、3月から5月の3か月間で延べ2,644個、約135万円の販売につながりました。 次に、今後予想される影響拡大とその対策についてですが、今の影響が長引くと予想をされます。今後の状況を見ながら、いち早く対応をし、支援を行ってまいりたいと考えております。 新しい生活様式につきましては、先日、吉田貴行議員にお答えしたとおりでございます。 以上、お答えといたします。 ○議長(永友繁喜君) 教育長。 ◎教育長(別府宗光君) 石﨑議員の質問にお答えいたします。 町立学校について、まず学校再開時点での遅れている授業時数及びそれを補うための方策についてですが、新型コロナウイルス感染症予防として、5月24日までの臨時休業の影響による不足授業時数について各学校に調査を行ったところ、学年によって、あるいは教科によって差はあるものの、小学校は平均74時間程度、中学校は72時間程度でした。授業時数の確保としては、夏季休業期間中の授業日設定のほか土曜授業、学校行事の精選等、学校単位でも工夫しながら現在対応を検討しております。 次に、休校中の子どもたちの様子や心身状態の把握についてですが、学校再開以降、子どもたちも「新しい生活様式」を取り入れながら学校生活を送っております。学校では、アンケートや教育相談等を実施しながら、一人一人の子どもたちの様子に気を配っているところです。 子どもたちへの影響に関して今後想定される状況と対策についてですが、昨日、小山議員の御質問でもお答えしたとおり、今後も継続的に注意深く子どもたちを見守っていく必要があると考えております。 次に、校則についての御質問ですが、校則は、児童生徒が健全な学校生活を営み、よりよく成長していくため、各学校の責任と判断の下にそれぞれ定められている一定の決まりであります。しかし、近年、いわゆる「ブラック校則」があるなどして社会的にも問題視され、議論されていると承知しております。 本町の中学校でも、校内での約束事として明文化されていますが、現状に応じたものへの見直しの時期であるとも考えております。今年度当初に各学校長には、生徒と学校が一緒に見直しをするよう指導したところです。学校を取り巻く環境や児童生徒の状況の変化に応じて、その都度見直していくことが大切であると考えております。 以上、お答えといたします。 ○議長(永友繁喜君) 石﨑議員。 ◆議員(石﨑俊二君) 不足する授業時数は、小学校で平均74時間程度、中学校で72時間程度ということですが、時数確保のための具体的な説明をお願いいたします。 ○議長(永友繁喜君) 教育長。 ◎教育長(別府宗光君) 不足する授業時数については、夏休みの初めの7月21日から8月5日の間に9日間の授業を行います。その間はスクールバスの運行や給食の提供を行います。 以上でございます。 ○議長(永友繁喜君) 石﨑議員。 ◆議員(石﨑俊二君) 夏休みを9日間の授業に充てるということですけれど、例えば一日6時間の授業をした場合に9日間で54時間となりますが、そういうことではないということでよろしいですか。 ○議長(永友繁喜君) 教育長。 ◎教育長(別府宗光君) 説明申し上げます。 本町の小中学校では、当初から文部科学省が示す年間授業日数よりも各学年により、6日から10日ほどの多くの予備授業を行っております。今回の9日間で、授業日とこの予備授業日数で臨時休業日数は補完できることとなります。 今後も第2波、第3波による臨時休業が考えられます。大事なこととしては、これまでの授業の在り方を見直し、授業では子ども同士で話し合ったり、一緒に活動したりする学びを優先し、練習問題などは家庭で行うなどの工夫や家庭における課題学習の取組方、それから、行事の精選、個別に応じた指導体制などの検討を行い、学びを保障できる体制を準備していきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(永友繁喜君) 石﨑議員。 ◆議員(石﨑俊二君) 遅れた分を取り戻そうとして、あまり詰め込み過ぎたりとか、できるだけ子どもたちに負担のないように配慮をお願いしたいと思います。 それと親御さんをはじめ、御家族方も楽しみにしている運動会や、子どもたち自身が楽しみにしているであろう修学旅行など、ほかにも計画されていた授業等が変更もしくは中止せざるを得なくなったものがあるかと思っています。そういったところはどうお考えでしょうか。 ○議長(永友繁喜君) 教育長。 ◎教育長(別府宗光君) 今、石﨑議員がおっしゃいましたように、教科学習だけでなく、行事もしっかりと子どもたちに運動会、修学旅行も含めて行って、バランスのよい教育を行うことが大事だと考えております。 現在、4月から5月にかけて予定されていた学校行事については、全て計画の変更や延期としました。運動会・体育祭は、全学校が10月に実施を予定しております。また、修学旅行については期日を11月以降に延期し、実施予定としております。 しかし、状況によって県教育委員会では、県内を中心とする修学旅行も提案しているところです。今後の感染状況によっては、運動会・体育祭については内容や規模、修学旅行については目的地や日程も含め、学校と教育委員会で協議し、実施の有無を判断していくことになろうかと思います。 学校教育・地域教育・家庭教育の在り方をつながりを大事にするとともに、見直す大切な機会にもしなければならないと考えております。 以上です。 ○議長(永友繁喜君) 石﨑議員。 ◆議員(石﨑俊二君) 修学旅行を県内でというお話です。今の状況であればもう仕方がないのかなと思っているんですが、県内の学校がたくさんある中で、みんながその11月に県内で修学旅行というと集中するおそれも考えられるんですけれど、そういったところも状況にはよるんだろうけれど、近隣、近くの鹿児島だったり、熊本だったりとかいう検討も含めて大変でしょうけれど、よろしく御検討をお願いいたしたいと思います。 次に、臨時休業中の学習の遅れですけれども、特に受験を控えた中学3年生について心配をされます。そのことについてはどう対応されますか、お願いいたします。 ○議長(永友繁喜君) 教育長。 ◎教育長(別府宗光君) 臨時休業中に、特に受験を控えた中学3年生や保護者の不安は少なくなかっただろうと思います。分散登校から各中学校においては、特に中学3年生の授業を優先に時間割を組んだと聞いています。また、臨時休業中にも中学3年生の自主登校日の設定なども行っております。 今後も進路相談等を大切にしながら、子どもたちが目標を持って学習を行えるように各学校で対応していくことが大事だと考えております。放課後の補習体制、それから個別の受験計画、こういうことを大事にしながら取り組んでいきたいと考えております。 以上です。 ○議長(永友繁喜君) 石﨑議員。 ◆議員(石﨑俊二君) 中学3年生といえば、小学校で受験しない限りは初めての受験に向かわれることになるので、そちらのほうもぜひきめ細やかな対応をお願いしたいと思います。 次に、休校中の子どもたちの様子や心身の状態の把握についてですが、確認ですけれど、学校再開後に登校してきた児童生徒に対してアンケートを実施したということでよろしいですか。
    ○議長(永友繁喜君) 教育長。 ◎教育長(別府宗光君) 学校再開後、それから学校によっては臨時休業中に入りまして登校日の日にアンケートを取ったとかいうこともございました。 以上です。 ○議長(永友繁喜君) 石﨑議員。 ◆議員(石﨑俊二君) 家庭に対してのアンケートというのはなかったんでしょうか。 ○議長(永友繁喜君) 教育長。 ◎教育長(別府宗光君) 特に配慮を要する子どもたちとか家庭環境、要保護、それから準要保護者のところにつきましては、担任等が電話を入れまして子どもの様子、それから直接保護者から様子を聴き取るとか、そういう対応をしております。 以上です。 ○議長(永友繁喜君) 石﨑議員。 ◆議員(石﨑俊二君) 少数意見かもしれないですけれど、保護者からの御意見として、こういった経験したことのない状況に各家庭は様々な困惑があったかと推測しています。できれば休校中の登校日に家庭に対してのアンケートとか、そういったものをしていただけると、貴重な意見を得られるよい機会だったんじゃないかなと感じています。またこの先、こういった事態が起こる可能性もありますので、ぜひ実施のほうを要望しておきます。 その件に関しまして、現在のところ心配されるような事案はなかったということでよろしいですか。 ○議長(永友繁喜君) 教育長。 ◎教育長(別府宗光君) 現在、各学校それぞれ学級担任を通して聴き取りをしております。特に大きな事案はないと聞いております。 ただし、子どもたちの変化は今から出てくるというふうに考えております。特に、不眠、それから食欲不振、こういうものを大きく見ながら、そして必要に応じた個別の教育相談、これを徹底してまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(永友繁喜君) 石﨑議員。 ◆議員(石﨑俊二君) そうですね、昨日も関東のほうですけれども、少年2名の自殺の報道がありました。まさか新富でとは思いますけれども、このような経験したことのない状況下ですので、今後とも子どもたちの異変を見逃さないよう学校、家庭の協力の下に強固なものにしていただいて、何かあれば町教育委員会や児童相談所、また警察署に相談し、素早い対応ができるように関係機関との連携を切にお願いしたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。 次に、校則の件でお伺いいたします。 先日、たまたまテレビのほうで20年前に放送されたドラマ「3年B組金八先生」、俳優の上戸彩さん演じる性同一性障害の中学生少女が登場しています。当時はかなり衝撃的な内容だったといいます。今ではLGBTと称されて、性的少数者に対する差別をなくそう、多様な性を認めようという活動が盛んに行われています。 今後、小中学生にも教育すべき内容だと思っておりますが、そうなると校則にはよく「男子」「女子」との記載があるので、もしかしたら違和感を感じている生徒がいるかもしれないとも思った次第です。そんなことを考えると時代にそぐわない校則なんじゃないかなと、そんな側面もあるかと思うのですが、いかがでしょうか。 ○議長(永友繁喜君) 教育長。 ◎教育長(別府宗光君) それぞれの中学校の校則を確認いたしました。私としましては、やはり時代とともに変えたほうがよいところ、それから残したほうがよいところ、そういうものがやはりあるだろうと思います。 文部科学省では、この校則を具体的に4つの意義があると言っています。 一つは、授業中は静かにするなどの集団の秩序を守るため、それから廊下は走らないなどの危険回避のため、そのほか平等を守るため、心の揺れを発見するためと言っておりますが、これは時代の流れによって、それから、これからの未来に向かう子どもたちにとって本当に必要なのかというところ、その視点を持つことが大事だと思っています。実際に下着の色が決められていたり、女子の制服はスカートをはくことを前提に定められている状況があります。大事なことは、これからの多様性や個性、自律性を認め合う時代を生きる子どもたちにとってどうなのかと。 それから、校則は誰のためのものなのかという原点に立ち返って、ルールは本来、生徒たち自身で作っていくものという意識を持ちながら、生徒、職員、保護者等で話し合いながら未来につながる校則を作っていくことが大事だと考えています。自分事としてしっかり考え、作り上げるということは取りも直さず彼らがこれからの世の中を作っていく、その関心にもつながっていくものと考えておりますので、取り組んでまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(永友繁喜君) 石﨑議員。 ◆議員(石﨑俊二君) 最近、校則が変更されたという記録は残っていますか。 ○議長(永友繁喜君) 教育長。 ◎教育長(別府宗光君) 上新田学園が小中一貫校になりました。そのときに校則の見直しをしております。新しい学校に向かうという意味で、子どもたちにとって必要な校則かどうかということを見直して作ったようです。これが一つ、大事な指針にもなるかなという気がしております。 以上です。 ○議長(永友繁喜君) 石﨑議員。 ◆議員(石﨑俊二君) そのときは生徒たちの参加はなかったということですか。 ○議長(永友繁喜君) 教育長。 ◎教育長(別府宗光君) そのときにどういうふうに作成したかというものは承知しておりません。 以上です。 ○議長(永友繁喜君) 石﨑議員。 ◆議員(石﨑俊二君) 同じ質問ですが、町長にもお伺いしたいんですけれども、我々が中学校のときは坊主で、あれは校則だったんでしょうかね。(笑声) ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 私はしっかり守っていましたが、校則でした。 ○議長(永友繁喜君) 石﨑議員。 ◆議員(石﨑俊二君) 私もこの校則、中学校1年生に知り合いがいっぱいいたもんで見させてもらいまして、なるほどなと。そんなもんだろうと思いながら見ていたんですけれど、やっぱり中にはマフラーが駄目だとかネックウオーマーが駄目だとか、ネックウオーマーは物すごくいいんじゃないかと、機能的にもと思っているんですけれど、そういったことも生徒たちを交えて先生も一緒に考えていただけるとすごくいいんじゃないかと思うんですが、やっぱり駄目なものは駄目だというところはしっかり押さえていただくというところは大事なんじゃないかなと思っております。 教育長にはこれが最後になりますが、本当は教育長に就任されて1年経過されています。新たな決意をお伺いしたかったんですけれども、現在、コロナウイルス対策に奔走されておりまして大変な状況下にありますので、次回の質問に回したいと思いますが、もし現時点でお話しすることがあれば、ぜひ一言お願いいたします。 ○議長(永友繁喜君) 教育長。 ◎教育長(別府宗光君) 大事な質問を頂いたなあと思っております。 先日、総合教育会議を町長部局と開かせていただきました。その中でも誰一人取り残さない新富の教育ということで、一人一人に応じた教育を、それぞれが伸びる教育をということを大事にしたいと考えております。 それから、新富町は地域の方々に大変に学校に協力を頂いております。地域のコミュニティーを大事にしながら、シンク・グローバル、アクト・ローカリーということで足元から、地域の学びから世界を見ていくと。先ほどのSDGsの御質問がありましたけれど、そういうふうな世界を考える、世界で生きていく子どもたちを育てていくと、未来を生きる子どもたちを育てていくということが大事だと考えております。 今後、一つ一つ、具体化をしてまいります。どうぞ御協力を頂きながら、子どもたちの未来づくりを応援していただきたいと思うところです。 以上でございます。 ○議長(永友繁喜君) 石﨑議員。 ◆議員(石﨑俊二君) ありがとうございました。 少子化の問題もありますけれども、教育長の下、新富の学校に行けばすごく楽しい勉強になる、そういった環境が整っていけば移住者も増えてくるんじゃないかと、それにこゆ財団の活動も乗ってくれば本当に人口は増えていくんじゃないかなと。ちょっと大きめなことを言いますけれども、そう思っております。本当に教育は大事じゃないかなと思っていますので、私も積極的に参加させていただきたいと思います。 次に、町の施策についてなんですが、先ほども言いましたけれども、町の素早い対応と幅広い支援、また町職員によるお弁当購入などで町内の飲食店などは廃業に追い込まれることなく、現在に至っております。町職員の発案と行動力は尊敬に値するものがあり、今後の町政発展に大いに期待したいところであります。 それと持続化給付金の件ですけれど、こういった行政支援のおかげで申請が少ないのかなという印象と、昨日の答弁にもありましたけれども、広報・周知の問題なのか、町長の見解をちょっとお伺いします。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 持続化給付金も3種類ございます。3種類というか、正式な持続化給付金は国の持続化給付金なんですけれども、これに類似をして県の支援、そして町の支援というふうに3つございます。 詳しく申し述べますと、国の部分については6か月の間に売上げが50%以上落ちた商店、そして法人に対しては200万円、個人に対しては100万円の補助が出るという、県の場合は75%以上の売上げが落ちている場合に20万円が追加をされると。 新富町の場合は、30%から50%の売上げが落ちた事業所に対して30万円ということで、少し分かりにくい部分があろうかというふうに思います。そして、申請先もこれがばらばらだったという反省点もございますので、きちんと伝えていかなきゃいけないというふうに思いますし、事あるごとにこの持続化給付金については、町で発行する町報もしくは臨時的に発行した町の対応策については全てに載せてあるんですけれども、まだ行き渡っていない感がしますので、しっかり広報してまいりたいというふうに思います。 ○議長(永友繁喜君) 石﨑議員。 ◆議員(石﨑俊二君) 昨日の答弁にもありましたけれども、国のほうに申請した情報というのは全く把握できないということですね。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) これも実は経済産業省に問い合わせを直接いたしました。新富町は返還をしていただくという方針になっているので、申請をされた事業所についての照会をさせてくださいとうことを伝えてありますが、原則的には申請をされたということの情報は伝わってこないということになろうかと思います。 そこで、新富町の場合は、照会の同意書ということをお願いして30万円をお出しすると。もし100万円とか国の持続化給付金に乗った場合は、返還をしてもらうというような手続をさせていただくということになっております。 ○議長(永友繁喜君) 石﨑議員。 ◆議員(石﨑俊二君) 商工会に聴いたところ、町の支援金を申請されているのが5件だということで、まだまだいるんじゃないかという印象があるので、商工会としても積極的に広報していきたいと思っています。 あと一番心配しているのが、この質問でよく出てくる新しい生活様式が飲食店営業の足かせになるのは当然のことだと考えています。ソーシャルディスタンスを考えると人数制限をしてしまうので、満員になったとしても通常の売上げに戻ることはないと推測されます。テークアウト業務も積極的に支援していただいていますけれども、それが恒久的な支援は不可能じゃないかということも思われます。 さらに、飲食店にお酒を卸している酒屋さんも当然影響が出てきますし、この新しい生活様式が飲食店に与える影響は、かなり大きいんじゃないかと思っています。やはり今までどおりの日常が戻ってこなければ、本当にそういった業界の経済が回っていかないと心配しているところですけれど、将来このコロナがある程度終息し、落ち着いたと皆が感じたときでも、この新しい生活様式が新しい日常になっていくのか、または元に戻るのかというところを町長に見解をお伺いしたいと思います。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) アフターコロナ、基本的にはこれは時代の分岐点だというふうに考えております。新しい生活様式を取り入れる店を改装する新しいサービス形態を考えていくということになろうかと思います。 石﨑議員が御指摘のとおり、新しい生活様式を実践してサービス業等はお客さんが大体半分、ソーシャルディスタンスを取ると満席の状態は半分になってしまうと。回転数は変わらないということで、そうやってスペースを取って改装をしたら、また新たな改装をするのかということは考えられにくいので、やはりこのような生活の型はあるでしょう。お客さんの入りの多い少ないはあるでしょうけれども、基本的にはこのようなスタイルに変換をされていくんだろうなと思いますので、そこに対応をした店舗が選ばれるというような事態にもなってくるというふうに思います。 そこで、この転換をする支援をしていく、あとは新たなサービス形態を考えていくということを努力していく、その方向性に何らかの支援をしていかなきゃいけないというふうに考えております。 ○議長(永友繁喜君) 石﨑議員。 ◆議員(石﨑俊二君) 町長のおっしゃることは分かります。 ただ、居酒屋というのはお酒を飲みながら、みんなでわいわいしゃべって楽しくしながら情報交換ができると。いろんな会があった後に打ち上げをしたりとか、そういったのが少なからず減ってくるんじゃないかと思っています。そうなるのが個人的にはすごく嫌なので、もしよければ国の方針には乗りながらも、新富町独自じゃないですけれど、よく大阪モデルだったり、何とかモデルというのがありますけれども、新富モデルのような例えば町内の人であればオーケーだよとか、ちょっと差別的な感じになっちゃいますけれど、そういった方向では考えられないのか、よろしくお願いします。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 人が出るようになればある一定数は確保できるんでしょうけれども、やはりこの距離とかソーシャルディスタンスとか、宴会の在り方とかいうのは今後なくなってはいかないと。 何を協力していかなきゃいけないかというと、回数を単純に増やすとか少人数でもやることを増やしていくとか、あとは逆にお店のデリバリー、お客さんが半分しか来ないと通常の半分になってしまうので、その半分の時間に余裕ができたらデリバリーを増やすとか、これは庁内でも言っているんですけれども、1週間に一回は家事を手抜きしようデーを作ろうというようなことをして、1週間に一回はそういうデリバリーで済ませましょうよというような日を作るということで経済を支える運動としていかなきゃいけないというふうには思います。 ただ、率先してみんな来てくださいということと、あと県外者は駄目ですよ、町外者は駄目ですよというようなことは、今までは町外者の人いっぱい来てくださいとやっていたのを急遽、手のひらを返したように来るなというようなことはなかなかやりたくないと思いますので、誰でもが楽しめるようなスタイルで安全に感染防止対策が取れるということを進めてまいりたいと思います。 ○議長(永友繁喜君) 石﨑議員。 ◆議員(石﨑俊二君) それで、その店舗の改装だったりとか、そういう対策を打つのに今、国から補助金は出ていますが、内容をお願いします。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 国からは、似たような名前で大変申し訳ないんですけれども、持続化補助金というものがございます。 持続化補助金については、このコロナに対しての緊急対策として100万円、店舗改装等々で新しい生活様式を取り入れるという設備投資に100万円出るんですけれども、今、国会で審議をされているのは、これがもしかしたら150万円に増額をされるんじゃないかということを言われていますので、国の制度としてはその100万円が今現在のところはございます。締切りは2回目が6月4日でしたので、もう一回締切りが出てくるというふうに思います。これは商工会の手続として、経営計画が必要ということになろうかというふうに思います。 ○議長(永友繁喜君) 石﨑議員。 ◆議員(石﨑俊二君) 一番いいのは、やっぱり元の状態に戻るのが一番いいんでしょうけれど、こういった事態ですので、いつまた第2波、第3波が来るか分からないというところなので、本当に悔しいですけれども、それを堅持しながら皆さんと一緒に頑張っていきたいと思います。 あと先ほど言った改装費用、町の施策はなかったですか。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 先ほど言い忘れました。国が150万円出されるということで町は今回、議案で提案をさせていただいています、新しい生活様式を取り入れるカーテンとかトイレの改修等々で使えるように1店舗当たり50万円、500万円の予算を提案させていただいていますので、もしかしたら国の事業に乗らないとか国の事業で例えば店舗をやる、町の費用でトイレをやるとかという別にしてくれれば町でも使えるようにしてありますので、そこを対応していただければというふうに思います。 ○議長(永友繁喜君) 石﨑議員。 ◆議員(石﨑俊二君) そのような補助金は皆さん使っていただいて、どうにかこの難局を乗り切っていただきたいと思います。 以上で、私の質問を終わります。……………………………………………………………………………… ○議長(永友繁喜君) ここで暫時休憩します。午後は1時から再開いたします。午前11時54分休憩………………………………………………………………………………午後1時00分再開 ○議長(永友繁喜君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 11番、圖師孝一議員の質問を許します。圖師議員。 ◆議員(圖師孝一君) それでは、質問させていただきます。 その前に、コロナウイルスで医療関係者の方、労災を受けたというニュースも今朝ありましたけれども、医療関係者の方に敬意と感謝を表したいと、そういうふうに考えております。 それでは、さきに通告いたしました質問をさせていただきます。 今回は大きく分けて2つ、高齢者対策についてと新型コロナウイルス対策についてということです。 この高齢者対策というのは非常に幅広い範囲になりますので、その中で特にお聞きしたいことを4つ、振り込め詐欺等防止対策について、それから高齢者の移動手段について、そして財産の管理について、それと一番生活に身近なごみ収集について、それからコロナウイルスに対しては関連して町独自の対策等についてお聞きしたいと、そういうふうに思っております。 以上、壇上からの質問に代えさせていただきます。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) それでは、圖師議員の御質問にお答えをいたします。 まず、高齢者の振り込め詐欺等防止対策につきましては、連日のように報道等で振り込め詐欺の事件被害を目にするところですが、本町では定期的にIP告知放送や広報紙等を活用し、高齢者の方々が詐欺に遭われないよう啓発を行っているところでございます。 次に、高齢者の移動手段についてですが、本町では公共交通機関の空白地域においてコミュニティバスを運行し、移動手段を持たない高齢者をはじめとする町民の方々に、買い物や通院といった日常時不可欠な外出の機会を提供しております。 また、昨年度からは高齢者が運転免許証を返納した後の交通手段を確保するため、免許証を自主返納された方に対する支援として、コミュニティバスの回数券100回分とタクシーの初乗り券15回分を助成しているところであります。 今年度からはその利便性をさらに向上させるため、企業版ふるさと納税の寄附金を活用し、デマンドタクシーを町内で運行することとしております。デマンドタクシーの運行に併せ、コミュニティバスの路線も見直した上で、年度途中からにはなりますが、町内を併用して運行できるよう手続を進めているところであります。 続きまして、高齢者対策での財産管理についてでありますが、認知症や知的障害等により、判断能力が不十分な方の財産を管理するための支援として、日常的金銭管理等については、社会福祉協議会が行っております日常生活自立支援事業がございます。また、財産の管理や医療・介護等の手続等につきましては、成年後見人制度がございます。本町では、成年後見人制度の相談申立支援等を行う窓口を設置し、必要な支援を行っております。 次に、ごみ収集についてでございます。 現在、町内231か所にごみ収集場所がございます。「燃やせるごみ」を月曜日・水曜日・金曜日、「資源ごみ」を火曜日・木曜日、「燃やせないごみ」を金曜日と指定日を定めております。町民の皆様には、指定曜日にごみ収集場所に家庭ごみを持ち込んでいただき、これを委託業者が収集業務を行っているところであります。──申し訳ありません、「231か所」じゃなくて「233か所」です。申し訳ありません。 次に、新型コロナウイルス対策についてお答えをいたします。 内容につきまして、昨日から御質問いただいた議員各位にお答えしたとおりでございますが、町といたしましても様々な対応策、支援策を実施しているところであります。 以上、お答えといたします。 ○議長(永友繁喜君) 圖師議員。 ◆議員(圖師孝一君) それでは、振り込め詐欺についていろいろされているところであるということは分かりましたが、最近、電話での振り込め詐欺防止のために留守番を云々しなさいとか、いろんな方法の指導とかもやっているみたいなんですが、もう手っ取り早いのは電話機を外せといって外している家庭があるんですよ、現実的にお年寄りが。そういうところに対しては、そのままでいいのかと。あんた勝手に外したんやないかということで済ませるのか、それとも何かほかに対策を考えていらっしゃるか、お聞きしたいと思います。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) もちろん、最近は詐欺の手口も大変巧妙化をしてきているという状況の中で、だまされないと思っていてもだまされるという状況が発生をしておりますので、電話機を外せというのはあまりにもなかなかほかの連絡等が取れないという危険だったり、いろんな状況も考えられますので、そういうことがないようにやはり周知徹底を努めていく、そして誰かに相談ができて、すぐに怪しいよという態勢を取っていくということが一番重要かなというふうには思います。 ○議長(永友繁喜君) 圖師議員。 ◆議員(圖師孝一君) 先ほどの同僚の質問でラジオですよね。それに対応するということですので、IP告知、これができなくても、そういうふうに切り替えていけばだんだんよくなるんじゃないかと思います。ぜひそれを早急に進めていってもらいたいと、そういうふうに思います。 それで、せっかくあるので、あれをもうちょっと多様化してもらいたいと。何か宝の持ち腐れみたいで、いろいろなあれに使う方法等があるんですよ。ですから、お年寄りのこの振り込め詐欺対策だけやなくても、ちょっと横道にずれますけれども、活用していただきたいというふうに思っております。 それで次に、移動手段について、先ほど免許証を返した方にはいろいろ特典とかをされているみたいなんですが、コミュニティバス、前回の質問とも関連しますけれど、非常に見にくいと。少し色を塗るとか何とかしてくれんかという質問をしましたら、この前はちょっと立ち話なのか冗談なのか分かりませんけれど、何色にしましょうかねというような話もちょろっとあったんですけれど、それについて検討するというお話でしたけれど、どうなったか教えていただきたいです。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 現在、コミュニティバスが更新時期を迎えております。更新に合わせてより見やすい、そして利用しやすい方策を取っていこうということで検討を進めているという状況になっています。 ○議長(永友繁喜君) 圖師議員。 ◆議員(圖師孝一君) 更新は僕らも車検とかの更新のときが一番いいというふうに思っていたので、町長が今、更新と言っておられましたけれど、いつが更新になるんですか。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 今年度、一応、更新時期にはなっているんですけれども、状況を見ながら、まだ使えるようだったら1年でも長くとは思っているんですけれども、必要であれば今年度が更新時期ということで検討を開始するということになろうかと思います。 ○議長(永友繁喜君) 圖師議員。 ◆議員(圖師孝一君) それに関連しまして、町長が打ち出されたバス停を云々という話です。これは非常に難しいと思うんですよ、場所とか幅がどのくらいないといかんとか町の土地につくるとか。 それで、できましたら、やはりコミュニティバスの時刻表を例えば1キロおきに作るとか、右回りは大体──大体でいいんですから、午前中は10時半、11時半、12時半というように右回りですよと、それで左回りが何時というふうに。そういった時刻表みたいなのをぜひ──バス停の屋根付は先々はそういうふうな考えだとしても、早急にコミュニティバスのやっぱり乗車率だとか利便性を考えれば、ぜひそういうのを作ってもらいたいというふうに思っているんですけれど、いかがでしょうか。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 今年度、デマンドタクシーにより、コミュニティバスの運行回数が増えることになります。これは中心部についてはコミュニティバスで対応すると、そして地域、外側の部分についてはタクシーで対応するということになろうかというふうに思いますので、どういう方法がいいかということは検討させていただきたいと思います。もちろん、時刻表とかがあったほうが分かりやすいということもありますし、運行頻度が上がると時刻表がある程度予測がされますので、対応してまいりたいというふうに考えています。 ○議長(永友繁喜君) 圖師議員。 ◆議員(圖師孝一君) 以前、時刻表みたいなのを印刷したのが回ってきたことがあるんですけれども、それを家に貼っている人はほとんどいなくて、どこに行ったろうかというのが今現状ですので、ぜひそういうふうに利便性を高めるためにやっていただきたいと思います。 それで、移動手段について、町内のコミュニティバスはそういうことで分かりましたが、要するに八幡地区は結構、歯医者さんもあるし、病院もあるんですよ。ところが、私が住んでいる上新田という台地は非常に診療所もなくなり、買い物、それから病院等は高鍋か西都へ行くわけです。 それで、これは宮崎交通が宮崎市に対して100円で乗れるという資料なんですが、大体大きく3つに分かれているんですよ。これをちょっと質問したいと思うんですが。 先に事前に資料をお願いしたところ、人口の割にお年寄りの75歳以上、これは日ごと数字というのは変わりますので、75歳以上が新富町は6月現在で2,627人と。それで、高齢者の中でお独り、奥さんが亡くなったとか御主人がいないとかいう家庭が新富町内で825名いらっしゃると、施設に入っている方が234名と。31年度に免許証を返納した人が六十数名いらっしゃるということなんですが、この数字については間違いないと思うんですが、どうでしょうか。 ○議長(永友繁喜君) 健康長寿推進室長。 ◎健康長寿推進室長(海野久代さん) ただいまお示しした数字は、今年の4月1日現在の住民基本台帳から持ってきております。 施設入所者に関しましては、私どもの課の台帳により集計したもので数字的には間違いございません。 新富町の免許返納者に関しましては、高鍋警察署の交通安全課の方からお聞きしておりますが、警察は年で集計されるみたいなので、平成31年の1月から12月まで合計63名の方が返納されているということです。 以上です。 ○議長(永友繁喜君) 圖師議員。 ◆議員(圖師孝一君) ありがとうございます。 先ほど言った上新田地区についてはコミュニティバスもあるんですけれど、この宮崎市がやっている100円のバスについてちょっと質問したいと思うんですが、これは非常に複雑でして年齢が例えば65歳からとか、いろいろ分かれているんです。 それで、3つぐらいに分かれているんですけれども、その中で新富町に一番適したというか、似たのでちょっと変えて例えば条件を──これは会費6,000円払わないといけないんですよね。6,000円、それでパスをもらって100円で乗るんですけれども、例えば新富町独自として、75歳以上で免許証を持っていなくて施設に入っていない方という形にしてみれば、実際に本当に必要でという住民の方は、およそこの数字からいくと500人には行かないと思っているんですよ。 それで、この6,000円を町が全部負担しなさいといったら、それはみんな、ただなら俺も申請しようちゅうなると思うんですよね。ですから、ちょっと悪い言葉で言うといけませんけれど、縛りを例えば6,000円のうち、町が3,000円は負担するとか2,000円は負担すると、あとの4,000円は事業者が払ってくださいと、そういうことをすれば100円で乗れると。例えば、上新田の路線で月1回半乗れば元を取れるんですよ、仮に3,000円出したとした場合に。 それで、例えば上新田地区が独りの人が121人おると。この中の6割としても70人ぐらいだと。そのような方に一応、試験的にそういう縛りを設けてやってみようというお考えがあるかないかをちょっとお聞きしたいと思います。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 免許返納者に限らず、交通弱者に対しての交通手段の確保というのは重要な案件ですので、検討はしていこうというふうに思います。 ただ、この宮崎交通しか宮崎県の中には機関としての交通会社がありません。聞くところによると、大変厳しい現状で運転手のほうもなかなか集まらないと。そして、常に赤字の路線を抱えながらの運行ということで実は今、宮崎交通のバスというのも大変厳しい状況で存続の危機にあるんだろうなというふうに思います。 地域間の交通をしっかり結んでいくことを考えると、ここをどう維持をしてもらうか。これを民間に変えるとか自治体が補うということになると、大変な設備投資、コストがかかっていくことを考えると、今ある路線をしっかり利用をしていくということが重要なことでしょうから、そこを含めて考えなければいけないというふうには思います。 ただ、なるべくなら地元の買い物とか、地元をどう回遊してもらうかということの観点から、今の現行のコミュニティバス、デマンドタクシーをどううまく活用してもらうかということをしっかり検討してまいりたいというふうに思います。 ○議長(永友繁喜君) 圖師議員。 ◆議員(圖師孝一君) 今、町長が言われたように、そういうふうに利便性等が高まれば──上新田のほうも真ん中に自衛隊の基地があるので、ぐるっと回らんといかんけれども、そういうふうに利便性等が高まれば非常に利用する回数も増えるんじゃないかと。わざわざ高鍋まで行かんでもいいんじゃないかとか、あるいは西都へ行かんでもいいんじゃないかというふうになってくると思うんです。ぜひその運用を考えていただいて、町内での消費をできるようにしていただきたいというふうに思います。また、バスの件についても一応、検討はしていただきたいというふうに思っております。 それから、先ほど成年後見制度の件について、パンフレットがあるんですけれども、非常にやっぱりこの分は結構お金がかかるんですよね。最低でも十二、三万円はかかるんですが。それで何か前、同僚議員の質問がありましたけれども、今度、児湯郡の市町村で新しくこういったのをやるという話だったと思うんですけれど、その後について状況なりを教えていただきたいと思います。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 担当に答弁をさせます。 ○議長(永友繁喜君) 福祉課長。 ◎福祉課長(稲田真由美さん) 近隣市町村との合同機関立ち上げについての件でございますが、さきの3月定例会での回答と全く同じにはなってしまうんですけれども、本年の4月から児湯成年後見センター、仮称でございますが、設置に向けた準備室を設けております。 令和3年の4月から、正式に児湯5町1村の広域による成年後見利用促進のための中核機関を設置する予定でございます。こちらのほうのセンターが設立になりましたら、児湯の地域においての認知症や障害者等による判断力の低下した方々に寄り添い、成年後見人の尊厳のある生活が継続できる地域社会づくりを目指すものでございます。 ただ、コロナの関係でその後ちょっと会議等が開かれておりませんので、現状としては3月議会で回答させていただいた状況と変わりないということでございます。 以上です。 ○議長(永友繁喜君) 圖師議員。 ◆議員(圖師孝一君) 早急に話を進めて安心して住める町と、その中の一つの要素だとは思うので、ぜひ後見人の制度を整備していただきたいと、そういうふうに思っております。 この件は九州で見ると、佐賀県の武雄市が一番何か進んでいるという話も聞きましたので、ぜひ参考にされてしていただきたいというふうに思っています。 次に、ごみの問題、この前、質問したときに家まで取りに行くちゅうのは、これはそういうのはできないというのはもう住民の方もよく御存じと思います。 町長が運動がてら持っていってくれという話を私も聞いたときに、そうですねという気持ちでおりましたら、傍聴に来た人が「おまえ、何か」と、「もうちょっと突っ込まんか」と。「何かなあ」と言うたら、「おまえ、動けんやつらはどげんすっとか」と、そういうふうに言われたので、「分かりました。次回の議会でもうちょっと突っ込んで質問しますから、ちょっと待っちょきない」というふうに私は言ったんですけれども。 町長、せめてコミュニティバスの通る通りまで──この前、上新田地区の都市建設課に相談して西畦原地区のところにそういうごみを置くところを造ったんですけれど、私も住民の方にお願いして、まずは土地を探してくださいよと。土地とそれから管理、この2つをぴしっとしてもらえれば、私も一生懸命運動して何とかしてもらえるようにしますというふうに言ったところ、じゃあうちの土地を1坪半ぐらい提供しますということで話がまとまって、都市建設課の方も一生懸命努力していただいて、ごみの収集場所ができたんですよ。 非常に地区の方が感謝しておられて、やっぱり私が言ったのは、皆さん行動しないと駄目ですよと。ただ、ごみやごみやと言うばかりじゃつまらんと。皆さんも努力しなさいと、土地を探すとか。ですから、この件については都市建設課に感謝しておられて、お礼を言ってくれというふうに言われたので、ここで改めて御努力に感謝いたします。 そこで、ごみの容器、これは年間計画では大体何個ぐらい造られているんですか。初めは要望があってから造られるのか、それとも例えば年度の初めにこの分は10個ぐらい造っとこうとか、そういうふうなやり方なんですかね。そこら辺をお聞きしたいんですが。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 1点だけ、先ほどの質問の中で答弁の御理解を頂きたいことがありますので、お答えをさせていただきたいというふうに思います。 成年後見人制度の中で一番重要なのは、意思決定を人に任せるということよりも、まずは意思決定をできるように支援をしていくということです。すぐに成年後見人制度があるわけではなくて、やはりどなたでも認知症になったから意思決定ができないとか、そういう考えではなくて全ての方が意思決定できるということの原則の下、どうしてもやむを得ない場合に成年後見人制度を使い、意思決定をしていただく、財産の管理等をしていただくということが原則になりますので、そこはもちろん議員も十分御承知のとおりだと思いますけれども、認識をしていただきたいなというふうに思います。 あとは担当が答弁します。 ○議長(永友繁喜君) 都市建設課長。 ◎都市建設課長(甲斐雅啓君) ごみボックスにつきましては、基本的には要望があってからの作製ということになりますけれども、ある地域で必要がなくなったという部分については、ある程度ストックをしておきながら使い回しをしていくという形でさせていただいております。 以上でございます。 ○議長(永友繁喜君) 圖師議員。 ◆議員(圖師孝一君) そういう新たに造ってほしいなというところはまだありますので、そこにはまず皆さんで土地を確保しなさいというふうに今言っているんで、まとまったときにはまたお願いしますので、ぜひお願いしたいと、そういうふうに思っています。 その件は終わりまして、次に、里道です。これが非常に今傷んできて、これは原則的に原料を町から頂いてみんなでやるというのが原則なんですが、これがちょっと崩れてきたというか、その地区の人がみんなもう70歳近いとか70歳以上とか、そういう人が多いんですよね、残っている人が。特に、上新田とか。できないと、何とかならんかなあというような相談を受けたんですよ。 それで、例えば通常、晴れているときは電動カートでも車椅子でもいいんですが、一旦雨が降ると、もうぬかるんだ道になってどうにもできないというような状況なんですよ。 そこで、その里道に関してもうちょっと行政が現物支給だけやなくて、一歩突っ込んだ計画とか前向きな話とか、そういうのがあればお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(永友繁喜君) 圖師議員、これは通告がされていないんですよ。
    ◆議員(圖師孝一君) 分かりました。(発言する者あり) ○議長(永友繁喜君) 通告来ていた。そうですか。すみません。 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 担当に答弁をさせます。 ○議長(永友繁喜君) 都市建設課長。 ◎都市建設課長(甲斐雅啓君) ただいま御質問いただきました里道等の整備につきましては、圖師議員がおっしゃるように、現在、地区等で維持管理を行っている路線については町が支給をし、各関係町民によりまして施工をお願いしているところでございますが、この生活道路材料支給については現在、生コンクリート代と重機使用と施工に係る費用は基本的に町が負担をさせていただいております。 あと普通作業員の指揮官2名分をこれも併せて町の負担としておりますので、今後、地区の負担を軽減していくためには一回で終わらせるとなると当然、地区の負担も多くなってきますので、段階を経て2か年計画であったりとかいう計画をしていただいて、この制度を活用していただくといいかなと思っております。 また、左官等のこの重機借り上げ代との単価構成も今後、見直していく課題であるとは認識しております。 以上でございます。 ○議長(永友繁喜君) 圖師議員。 ◆議員(圖師孝一君) 分かりました。今後ますますお年寄り、高齢者が増え、作業する人が非常に少なくなってくるいうことを鑑みて、ぜひ少し前向きに検討していただきたいというふうに思います。 次に、コロナ対策についてお聞きしますけれども、第2期の総合戦略と、それから令和2年の新富町国土強靭化についての計画書なりがありますけれども、関連して質問しますと、このコロナウイルスによって、これがこう少し変更が──お留守になるちゅうおかしいけれど、何かこれがずれるとか、そういうことがあるかないかをお聞きしたいと思います。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) なかなか難しい、現時点で何が遅れるとか何が大丈夫だということは具体的には言えないんですけれども、やはり計画したことはしっかり実行ができるように、これは国・県の考え方もございますので、しっかり要望していかなきゃいけないというふうに思います。 また、テゲバジャーロ宮崎のスタジアムが中断をされるということになりました。また、そのことについて例えば、10号線もそれが完成をするので4車線化を進めてくださいとか、スマートインターチェンジを整備してください、それに間に合うようにとかという要望のやり方をやってきましたので、そういった部分も心配になってこようかというふうに思いますので、その辺もしっかり国に計画をしたものについてはきちんと整備をしてくださいというお願いをしてまいりたいというふうに思います。 ○議長(永友繁喜君) 圖師議員。 ◆議員(圖師孝一君) この中にその計画は2020年から2024年の間にやりましょうということですので、先ほど質問しましたことについても、そのまちづくりの方向性で4番目に、誰も安全で安心して住みたくなるまちづくりだということですので、先ほど質問した件もこれに含まれると思うんですよ。 したがいまして、ぜひこの計画どおりに2024年にはごみの問題とか、それから里道問題とか、そういうのも解決までは行かなくても、それに向けて最大限の努力をして、本当に新富町に住んでよかったというふうな推進をしていただきたいと、そういうふうに思ってちょっと時間的に早いですが、私の質問を終わらせていただきます。じゃあ、お願いします。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) しっかり取り組んでまいりたいというふうに思います。 ごみの収集、個別集配、お年寄り、高齢者はどうしてもステーションまで持っていけない個別集配については、今年度はうちの社会福祉協議会等だったり、包括支援センターでも検討をさせていただいて事業としてできるようにというふうに考えているところですし、やり始めたということですし、今年度から国の予算として、こういった高齢者に対してのごみ集配事業についても交付税で見るということも聞こえてきていますので、ここもしっかり対応をしていきたいなというふうに思います。 あと道路、住みやすいまちづくりに向けて精いっぱい努力をしてまいりたいというふうに思います。 ◆議員(圖師孝一君) 議長、ごめん。ちょっと質問。関連、忘れとった。いいですか。 ○議長(永友繁喜君) 圖師議員。 ◆議員(圖師孝一君) コロナ対策についてちょっと関連して私、質問するのを忘れておりましたけれど、例の個人事業者の支援の件につきまして、75%以上は前年の分の12か月で割った平均よりも75%以上減った人は県の支援が20万円あると、それに満たない人は国の支援だと、30%は町の30万円になるというふうに聞いていますけれども。 私も事業をしていますので真面目にしたところ、あなたは対象は100万円もありませんと、70万円ですというふうに言われたんですけれども、その30万円については商工会議所へ行っても何の説明もなくて私は申請していないんですけれども。 申請していないから言うんじゃないですが、その申請してもらった人が十何人ですか、その人についても国から出たらそれを返せということやなくて、今後のこともあるので、十何件ですから金額で300万円から450万円ぐらいの間だと思うんですけれど、それはもう返さなくていいんじゃないかというふうに思っているんですけれども、町長の考えを聞いて私の質問を終わりたいと思います。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 50%に満たなければ返す必要はありません。30%の30万円という補助金が出ます。ただ、これが国の事業に乗ってさらに75%にいって県も重複して出るということになったら、新たな財源として使わせていただきたいというふうに思いますので、返還をしていただきたいというふうに思います。 返還をしていただいた部分については、今回、議会でも提案を差し上げています新たな生活様式の対応だったり、次のステップに向けた予算として活用させていただければと思いますので、御理解いただきたいというふうに思います。 ◆議員(圖師孝一君) まあいいでしょう。以上で終わります。……………………………………………………………………………… ○議長(永友繁喜君) ここで暫時休憩します。1時55分から。午後1時37分休憩………………………………………………………………………………午後1時53分再開 ○議長(永友繁喜君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 10番、下村豊議員の一般質問を許します。下村議員。 ◆議員(下村豊君) それでは、2日目最後でございます。よろしくお願いいたします。 私は、4点につきまして御質問をさせていただきます。 まず、質問に入る前に、今回の新型コロナウイルスに感染して亡くなられた方々の御冥福をお祈り申し上げますとともに、いまだ感染から回復せず、療養中の方々の一日も早い回復をお祈り申し上げます。また、医療機関者の方々の御尽力に感謝を申し上げます。 それではまず、1問目ですが、新型コロナウイルス対策について質問いたします。 感染防止対策につきましては、町長をはじめとし、対策本部の関係者、それから行政の皆さんの御苦労に感謝を申し上げたいと思います。 町内の発生はありませんが、これまでの感染症防止への取組、それから経済活動への自粛要請によって影響が出ておりますが、町民や事業所等への支援状況と実績はどうなっているのかをお伺いいたします。 それから、帰国者感染症相談センターへの相談件数とPCR検査受検者数はどうなっているのか、伺います。 また、休校が続いておりましたが、小中学校においては教育関係者の大変な御苦労があったと思いますが、休業中や緊急事態解除後の児童生徒に関わる問題点等はなかったのか、御質問をいたします。 次ですが、マイナンバーについてということで、日本語では個人番号になりますが、マイナンバーの取得率は低迷しておるようであります。マイナンバー制度の目的、カードの取得率、カードを取得するメリット等があるのか、またこの先の利活用の動向はどうなっているのかをお伺いいたします。 次ですが、高齢者の交通手段についてということで、年齢を重ねるに従って車の運転技量は低下して運転免許証の返納につながっていくわけでありますが、移動手段を失った高齢者へどのように手を差し伸べていくのか、今後の課題になってくると思います。 それでまず、現在、運行しておりますコミュニティバスの利用状況、課題等につきまして、それから今年度導入予定のオンデマンドタクシーとはどういうものか、伺います。 それから、免許証を返納した高齢者が、公共交通機関を利用する場合に利用料金を補助する施策はできないものかを質問いたします。 最後に、ゆるキャラについて。「ゆるいマスコットキャラクター」と言うそうですが、本町には、本町を象徴するマスコットがおりません。ゆるキャラを作るお考えはないのか、お伺いをいたします。 以上、当初の質問といたします。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) それでは、下村議員の御質問にお答えをいたします。 まず、新型コロナウイルス感染拡大防止の取組についてお答えをいたします。 今年に入り、新型コロナウイルスの感染が国内に広がる中、感染拡大防止の具体策を盛り込んだ政府の基本方針が2月25日に示され、これを踏まえ、本町では翌26日に対策本部を設置し、町主催行事等の開催自粛や公共施設の休館、町民への注意喚起など感染拡大防止対策に取り組むことといたしました。 学校につきましては、国が全国一斉の臨時休業要請をしたことを受け、小中学校を臨時休業とする措置を行いました。 3月3日に県の対応方針が示され、翌4日には宮崎県内で初の感染者が確認されたことを受けて、町主催行事の開催自粛等の期間を3月31日まで延長をし、小中学校の臨時休業も春休みまで延長することといたしました。 この間において町民の皆様には、IP告知放送や広報紙、ホームページにより、町主催行事や会議の自粛、公共施設の休館等についてお知らせをし、せきエチケット、手洗い、不要不急の外出を控えるなど感染予防を呼びかけるとともに、医療機関、学校、介護・福祉施設等へのマスク、手指用消毒液の配布や新型コロナウイルスに関する総合的な相談窓口の設置などの対策を行ったところであります。 3月末には国内において、感染経路の不明な患者が増加をしている地域が散発的に発生をし、一部の地域で感染拡大が見られてきたことから、国は蔓延のおそれが高いと判断をし、3月26日に政府対策本部を設置いたしました。 4月に入り、県内でも相次いで感染者が確認されるようになり、国においては4月7日に新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく「緊急事態宣言」を大型連休終了時まで7都府県に発令をし、さらに4月16日には対象範囲を全都道府県に拡大をいたしました。 本県にも緊急事態宣言が発令をされたことにより、町主催イベントの中止、公共施設の閉鎖、小中学校の休校などの措置を行うとともに、県外との往来の自粛や「密閉・密集・密接」が重ならない行動を取るなど、さらに感染予防の取組をお願いすることに加え、飲食店等への休業の協力依頼や営業時間の短縮をお願いしたところです。 国は緊急事態宣言の期間終了が迫った5月4日に、新規感染者数の増加や医療提供体制の逼迫の状況から5月31日まで期間を延長しましたが、その後の感染状況の変化を踏まえながら、14日には宮崎県を含む39県に対し、25日には全ての都道府県において緊急事態宣言を解除いたしました。 緊急事態宣言解除後も感染の状況を継続的に監視をし、その変化に応じて適切に感染拡大防止の取組を行う必要があることから、町といたしましては国が示す基本的対処方針や県の対応方針を踏まえて、感染防止対策に継続的に取り組むこととし、県内や町内で感染者が発生した場合に備えた対応方針を定め、周知をいたしました。この他、地区の活動再開に向けてマスクや手指用消毒液を配布しており、感染拡大防止対策として活用をしていただくこととしております。 また、ホームページに、これまでの取組や支援等の状況を随時掲載をし、IP告知放送や広報紙等による感染予防の注意喚起や、町の対応方針、蔓延防止のための「新しい生活様式」の実践など様々な情報を迅速に発信するよう取り組んでいるところであります。 次に、町民・事業所への支援状況及び実績についてお答えをいたします。 事業所への支援実績については、石﨑議員への答弁のとおりでございます。 次に、帰国者・接触者相談センターへの相談件数につきましては、2月5日から5月25日の間に県全体で1万3,531件、うち高鍋保健所管内では691件となっており、PCR検査の検査数は県全体で1,358件、うち高鍋保健所管内は141件となっております。 次に、マイナンバーについてお答えをいたします。 まず、マイナンバー制度の目的でございますが、マイナンバー制度は、社会保障、税、災害対策の分野で効率的に情報管理を行い、行政を効率化し、国民の利便性を高め、公平・公正な社会を実現することが目的でございます。 次に、カードの取得率についてでございますが、令和2年5月1日現在の取得率は、全国16.4%、宮崎県22.5%、本町が17%でございます。 次に、カード取得のメリット及び今後の利活用の動向についでございますが、顔写真付のカードとなり、本人確認用の身分証明書としての使用ができます。 また、令和2年度末からは、保険証として使用ができる予定となっております。 このほか、本町では令和2年度に、各種申請書に申請者の住所、氏名、生年月日及び性別の4情報がマイナンバーカードにより、自動で転記される申請書作成支援システムを導入し、利活用を図ってまいりたいと考えております。 次に、高齢者の交通手段についてお答えをいたします。 コミュニティバスの利用状況につきましては、現在、町内5路線を曜日ごとに運行をしておりますが、令和元年度は6,805人の利用がありました。 課題といたしましては、巡回バスでありますので、利用者が利用したい時間と運行時間がマッチングしにくいこと、路線ごとに運行曜日が決まっているため、突発的な用事での対応がしにくいこと、市町村運営有償運送制度によって路線が認定されているため、路線変更が容易ではないことがあります。 次に、デマンドタクシーについて御説明を申し上げます。 デマンドタクシーは、地区集会所、主要公共施設、医療機関、大型店舗等の町内主要施設を停留所として設定をし、利用者があらかじめ出発停留所と到着停留所、利用希望時間を電話予約し、複数の利用者を乗り合わせで運行をするものであります。路線や運行時間が一定・定刻に決められているものではなく、予約状況に応じて最適なルートをその都度設定し、運行することとなります。コミュニティバスの課題解決に向けた運用を目指してまいります。 公共交通機関利用の料金補助についてですが、現在は運転免許証の自主返納者の方へ、コミュニティバスの回数券100回分とタクシーの初乗り券15回分の助成を行っております。 現在のところ、デマンドタクシーの運用開始によるコミュニティバスとの併用運行を目指しており、検討を進めているところであります。 次に、ゆるキャラにつきましては、他の自治体では、ゆるキャラを地域の活性化や特産品のPRなどに活用している自治体もありますが、本町においてもキャラクターを通じて、町のメッセージが伝わりやすい個性あるゆるキャラの検討をしてまいりたいと考えております。 以上、お答えといたします。 ○議長(永友繁喜君) 教育長。 ◎教育長(別府宗光君) 下村議員の質問にお答えいたします。 小中学校休業中及び解除後の児童生徒に係る問題点等についての御質問ですが、臨時休業期間中は、感染予防の観点から原則、自宅待機とし、自宅での課題をあらかじめ学校において準備し、指導を行ったところです。 3月の臨時休業期間中は年度の振り返りが中心でしたが、4月20日からの臨時休業は新学期を迎えて間もないこともあり、特に小学1年生は自宅学習の困難さがあったのではないかと察しております。緊急事態宣言の解除後の5月11日からは、学校再開に向けて段階的に分散登校、一斉登校を実施し、本格的な学校再開の準備を進めてまいりました。 学校再開以降2週間を経過いたしましたが、子どもたちも新しい生活様式を取り入れた学校生活の中で落ち着きを取り戻しつつあると感じています。今後の問題点としては、これまでの休業期間中の学力の保障や心身の適応等について、どう対応していくかが大切になってまいります。 夏季休業期間中の授業日設定等の措置については、9日間の授業日を設けることとしております。 また今後、同様の事態に備え、自宅でのオンライン学習の環境整備も重要でありますので、各家庭におけるネット環境等のアンケート調査を実施し、現状把握を行ったところです。 学校内のLAN整備及び端末の調達については、年度内に整備をしたいと考えており、今議会に補正予算として計上しております。 また、特に重要である休業期間中の自粛生活による子どもたちの心身への影響には配慮が必要であると認識しており、今後も学校現場、家庭と連携し、継続的に見守っていく必要があると考えております。 以上、お答えといたします。 ○議長(永友繁喜君) 下村議員。 ◆議員(下村豊君) それでは、順を追ってコロナのほうから質問させていただきます。 感染拡大の取組ということで、執行部においては大変な御苦労をされたと思いますが、本当に御苦労さまでした。毎回、対策会議の資料を頂いてモニターはしておりました。大変な事態になったので、本当に町を挙げて取り組んでいただいてよかったと思います。その中で順を追って説明をしていただきました。 まず、感染拡大防止の取組ですが、町として取り組んでもらいまして、私ちょっと、まず最初に、昨日付で新型コロナにかかった人が全国で21名と今朝の新聞に載っていました。北海道が4、東京が13、岐阜が1、福岡が3ということで一応、前回、東京でクラスターが出ましたけれど、あれが少しずつ落ち着いてきたのかなあと思っています。 それから、ニュージーランドは都市閉鎖が功を奏してゼロ宣言をしました。昨日です。 それから、これは台湾の情報をいろいろ見ると、台湾もある程度成功しているんですよね。これはなぜ功を奏したかと。ある人が書いていましたけれど、情報だそうです。中国の中にネットワークがあって、いち早く情報を取って閉鎖したということらしいですよ。だから、同じ民族ですから、いっぱいいても分からないと。日本だって会社がいっぱいあるので、情報を取れなかったのかなあというのが残念ですよね。これは国の責任ですけれど。現在の状況はこんなところでした。 本町に目を向けますと、対策会議でいろいろ資料を作っていただいて、各家庭に回ってきております。分かりやすく分けてありまして、まず4月の28日が議会で補正をした内容、健康維持、児童生徒の給食とか、そういうのがあって、裏には農産物支援、緊急雇用支援とか全部載っております。あと商工会に対してはこういう補償をしますというので、周知は図られていたと思います。 その後、5月の18日にも新富町の対応方針ということで緊急宣言が解除になった後、出てきていました。非常に町民の皆さんはこれを見れば分かりやすかったんじゃないかなと思いますし、さらにはこの新しい生活様式がちゃんと載っておりまして、これを見れば全員分かるんじゃないかなということで周知はされているんじゃないかなあと思っています。 この中でちょっと私、町民の方に言われたのは、この新型コロナウイルス感染拡大防止に対する新富町の対応方針の中に表があるんですけれど、この中に警戒レベルがあるんですけれど、1から4、現在はどこなんだといったときに「レベル0」ちゅうのがあったほうがいいんじゃないかという話がありまして、現在の警戒レベルはどこなんでしょうか、お伺いします。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 現在の警戒レベルは、レベル0です。 ○議長(永友繁喜君) 下村議員。 ◆議員(下村豊君) ありがとうございます。恐らく抜けたのかなあと。参考に聞いてくださいね。 それとあと一つ言われたのが、警戒レベル1は宮崎県内で発生、当圏外、西都児湯以外です。レベル2が西都児湯圏域で発生、3が町内発生、以上、4もそうです。西都児湯圏内がレベル2で、佐土原で発生したら柳瀬の地区もありますよね。そうしたら宮崎に物すごく近い、佐土原で発生したら。だから、圏域で書かれたんでしょうけれど、この辺も考えてほしいなという意見がありましたが、町長、どうでしょうか、この辺、検討いただいて。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 対策会議の中でも実は議論をしました。ただ、県が保健所管内ということで、基本的には保健所の管内という位置づけで対策を打つということですので、新富町の場合は西都児湯、高鍋保健所管内ということでこのような対策・方針をさせていただきました。 また、病院も児湯の病院は都農町病院ということで、一番関係をしてくるのが、病床数が同様に何になってくるかで対応というのも変化をしてまいりますので、一番はやはり児湯管内を中心に今回掲載をさせていただいたということになります。 ○議長(永友繁喜君) 下村議員。 ◆議員(下村豊君) はい、分かりました。この辺も今後またありましたら、柔軟に対応をお願いしたいと思います。 それから次に、2番目に行きます。民間事業所への支援状況ということで、これはもう先ほど言われたとおりであります。省略をいたします。 それから、3番目、相談件数及びPCR検査受検者数でありますが、新富町については分からないんでしょうか、どうでしょうか。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 新富町内についての個別の発表というのはございません。問い合わせをしたときに教えてくれる場合もあるんですけれども、後半からは基本的には教えていただけない状況になりましたので、郡単位では発表がありますけれども、個別ということは公表がされておりません。 ○議長(永友繁喜君) 下村議員。 ◆議員(下村豊君) 発生があったらされるんでしょうけれど、町長としては知りたいですよね、非常に。この辺も今後、改善事項じゃないんでしょうかね。ぜひこの辺も改善していただければと思います。 この事業者等への支援のところでちょっと聞き漏らしました。6月10日から、注文してテークアウト、それから配達ができるという話で商品券、買いましたけれども。 この前、前回の補正予算でテークアウト用の容器を買うと言われておりましたけれども、これはまだ間に合うんでしょうか、間に合わないんでしょうか。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 現在もう間に合って5月中に町が取るお弁当とかにも、そのリサイクルが可能とかSDGs──持続可能なお弁当箱というような環境配慮型のお弁当箱が届いてきました。 ○議長(永友繁喜君) 下村議員。 ◆議員(下村豊君) 早かったですね。私、間に合うのかなと思っていたんですけれど。ぜひ有効に使っていただければと思います。これはちょっと気になっていました。感染症はこれで終わります。 それから、小中学校の休業のほうにちょっと入らせていただきます。 教育長から詳しく話していただきました。自宅で子どもたちが学習しますけれども、その先生方の準備が学校で例えば登校日に来た、資料をいっぱい作って渡した、勉強しなさいとか。先生方の苦労はどの程度ハードだったんですか、それとも並だったんですかね、それとも軽かったんですかね。私はハードだったんじゃないかなと思うんですが、その辺はどうですか、教えてください。 ○議長(永友繁喜君) 教育長。 ◎教育長(別府宗光君) 今回の臨時休業が示されたのは大体、木曜日、金曜日ということで先生たちは急な臨時休業の対応もありましたので、かなり個別の課題に時間を費やしたようです。ただ、こういうこともあるということで事前に準備をしておいたところもあります。 あと大事なことは出した課題をしっかりと登校日に見て、そして子どもの状況を把握するとか、それに対してのコメントを書くとか、そういうことにしっかりと力を入れたというふうに聞いております。 そういうことで、長びく臨時休業中にもしっかりとつながると、子どもたちとつながっているという状況を大事にしてほしいというようなことも、また改めて委員会のほうから話をしたところです。 以上です。 ○議長(永友繁喜君) 下村議員。 ◆議員(下村豊君) ありがとうございました。やっと少し学校に行けるようになったので、子どもたちの体力とか先生たちの活動、早く元に戻ればいいなあと願っているわけですけれども。 もう一つ私、お尋ねしたいのは、GIGAスクール構想ですか、今回の補正予算に乗っていましたけれど、ちょうどタイミングがよかったというか、もっと早く整備しておけばまたよかったんでしょうけれど、今後の課題として非常にこれを早く整備しておけば使えますよね。だから、これはぜひ力を入れて進めていただければというふうに思っております。 これにつきましても、石﨑議員のところで大分説明をされましたので、省略をいたします。ぜひ進めてください。 それとちょっと、町長のほうに戻っていいですか、申し訳ありません。忘れていました。 特別定額給付金を頂きました、皆さん。これは総額幾らになりますかね、大体でいいです、ざっと。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 人口掛ける10万円ですので、約17億円ということになります。 ○議長(永友繁喜君) 下村議員。 ◆議員(下村豊君) ということは、皆さんが町内で消費したら町の補正の2億円より8倍いきますよね。だから、こういう働きかけというのは行政も商工会もするんでしょうけれど、この計画とか何かございますか。あったらお願いします。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) この間、少しニュース等で副町長が出席を差し上げたんですけれども、「新富10万円つかエール百貨」というのを発表させていただきました。商工会の皆さんにお願いをして、10万円で何が利便性が高く使えるかとか、購買意欲をそそるものを商品として広告を出していくということで、商工会のホームページ等にこういうものもありますよ、こういうことで使ってくださいという宣伝をしっかりしていこうということでPRを今させていただいていると、事業を今、ホームページ等を作成しているというような状況になります。 それとタイミングを合わせて、やはりプレミアム付き商品券の発行だったりも、この10万円と合わせた時期にきっちり整えていきたいということで、せっかく寄附をされた10万円を町内で使っていただく努力をしていきたいというふうに思っているところであります。 ○議長(永友繁喜君) 下村議員。 ◆議員(下村豊君) ぜひ頑張ってやっていただいて、町外からも来てもらえるようにやってもらって盛り上げていただければというふうに思います。 もう一つ、さっきPCRで忘れていました。やっぱりクラスターの発生の第2波、第3波があるというような予測はされていますので、PCR検査ですよ。これが全然進んでいないので、恐らくウイルスのワクチンができるまではずうっと闘うんですよね、これ。だから、誰が犠牲になるかもしらんし、そういうのがありますので、これは県にやっぱりもっと力を入れてもらって、ぜひPCR検査がたくさんできるように要望していただきたいというふうに思いますが、どうでしょうか。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 本来これはもう根本的な問題になろうかというふうに思うんですけれども、制限をかける方は、本来は病気になって感染のおそれがある方を行動に制限をかけるというのが感染症予防対策の基本です。 ただ、感染が分からないとか検査がしっかりされないということで、いろんな方に貢献力を行使しながら自粛だったり、密室の防止だったりという制限をした生活を送ってもらっているということを考えると、やはりPCR検査等々をしっかりとしながら感染者の特定をしっかりして、感染をされていない方は実は自由に経済活動等を取ってもらうというのが本来の在り方だというふうに思っていますので、これは県に強く要望をしてしっかりPCR検査、抗原検査、抗体検査を含めて感染者の特定ができるようにということを訴えていきたいというふうに思います。 ○議長(永友繁喜君) 下村議員。 ◆議員(下村豊君) これは一番大切なことだと思いますので、ひとつよろしくお願いしておきます。 次に入ります。マイナンバーにつきまして。 マイナンバーにつきましても今回のコロナで注目を浴びましたけれども、なかなかうまくいっていないようでありましたけれど。実は私、これは何で質問したかというと、結構メリットが載っているんですよね。6つぐらい、総務省のホームページを見たら。マイナポイントが5,000円分、9月からとか。保険証はさっき言われましたですね。あとはコンビニで各種証明が取れるということでありますけれども、これは新富町も取れるんでしょうかね。ちょっとお伺いします。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 現在、J─LISというサイトというか、その情報利用のサイト等に契約をしなきゃいけないんですけれども、そこをして初めてコンビニ交付等ができるようになるんですけれども、今その準備をしているということで今後、コンビニ交付も含めてしっかり検討してまいりたい、マイナンバーカードの普及に努めてまいりたいというふうに思っているところであります。 ○議長(永友繁喜君) 下村議員。 ◆議員(下村豊君) このカードを作るときに役場での手続なんですけれども、今はどのような形で申請から配付までやられているんでしょうか。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 担当に答弁をさせます。 ○議長(永友繁喜君) 町民課長。 ◎町民課長(井下喜仁君) マイナンバーカードの取得手続につきましては、郵送やスマートフォンなどで御自身により申請し取得するとする方法と、御自身で申請が厳しい場合には役場に来庁いただければタブレットを使いまして写真撮影を行いまして、代わりに申請を行う申請代行サービスによってマイナンバーカードを取得することができます。 以上でございます。 ○議長(永友繁喜君) 下村議員。 ◆議員(下村豊君) ありがとうございます。 私が以前に取ったときは、玄関のところで写真を持っていって作ってもらったような記憶があるんですけれど、今はもうあすこで取れるわけですよね、役場で。非常に対応が早くなっているというふうに感じました。 私も取った理由は、実は確定申告を自分でやろうと思ってやってみました。前は役場の納税指導でお世話になったり、高鍋のあすこに行っていたんですけれど、自分でやってもう3年ぐらい。できました、私でも。 これをやるとやっぱり役場の負担も軽くなるんじゃないかなあと思うんですけれど、この辺、役場の業務は減るんでしょうね、確かに。どうですか。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 導入当初はいろんなシステムの変更だったり、いろいろなことで職員の労務は増えていくことはあるんですけれど、長い目で見るとかなり労務は削減をされるだろうなというふうに思いますし、申請書を一々全て書いてもらうとかということも、マイナンバーカードがあれば申請書を書かずに申請ができるとかということがありますので、町民の皆様、利用者にとっても大変効率がよいものになろうかというふうに思います。 ○議長(永友繁喜君) 下村議員。 ◆議員(下村豊君) 来年の3月から保険証にもなるということですけれども、実際にカードを持っていない人が結構いらっしゃった場合には、またカードを作るときに混雑しますよね。だから、その辺のまた事前周知とかはどのように考えていらっしゃいますか、お願いします。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 現在、町民課が頑張っていただいていて土曜日、日曜日等々だったりに開庁をして、このマイナンバーカードの普及に努めていただいています。これをずうっと続けていますので、これをさらには不便な方だったり、なかなか役場庁舎に出向いてこれない方に対しては自宅まで出向いていってとか、集会所に出向いていって普及活動に努めようとかという計画を作ってもらっていますので、今後そのように対応していきながら普及に努めてまいりたいというふうに思います。 ○議長(永友繁喜君) 下村議員。 ◆議員(下村豊君) 非常に前向きに取り組んでいらっしゃっていていいんですけれど、先日、ラジオを聞いていましたら、マイナンバーカードを作るのに例えば会社勤めの人は来れないですよね、役所に。 それで、イベントがあるときに例えば「まつりしんとみ」とかあった場合には、役場の人が窓口を作ってそこでやってもらおうというのを何か言っていました。あと、ある会社に出向いて、そこで手続をしてあげてというようなこともやっていました。実際にそれもやっておられるんですかね、お願いします。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 実は自衛隊等に出張させていただいてマイナンバーの発行業務、申請業務をさせていただいたり、会社等にも今後は派遣をしようということで計画をしているところであります。 ○議長(永友繁喜君) 下村議員。 ◆議員(下村豊君) 非常によい方法だなと私も思いました。来るんじゃなくて、こっちから出向いていって作ってもらうちゅうたら非常に取得率が上がると思いますので、このマイナポイントもいいんですけれど、保険証が来年から使われますので、ぜひ積極的に進めてもらいたいと思います。 それから、3問目、高齢者の交通手段ですけれども、コミュニティバスで令和元年度が6,805人。だけれど、大分定着してきましたよね、私はそう思うんですけれど。乗っている人はあまり外からは見えないんですよ、実はあのガラスで。だけれど、土・日はやっていなかったですか、平日だけ。──やっている。だけれど、結構使っていますよね、交通手段を持たない人のために。だから、コミュニティバスも充実させてほしいし、課題も先ほど聞きました。当然ですよね、突発ではできないとか運行時間が決まっているとか当然です。そこを補うのがデマンドタクシーで案外できるんかなと私も思ったんですけれど。 このデマンドタクシーのあれは幾らでしたかね、設備費は。予算で前回ありましたよね。分かりますか。どういうのにかかったのか、教えてください。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 担当に答弁をさせます。 ○議長(永友繁喜君) 総合政策課長。 ◎総合政策課長(比江島信也君) デマンドタクシーについて、まずはシステムがございます。運行システムにつきまして、導入初年度につきましては約200万円程度かなと。これから入札がありますので、金額については実績率が変わってまいります。2年目以降につきましては、約90万円程度のランニングコストがかかろうかと思っております。 それと運用の委託ということで年間約900万円程度かなというふうに見込んでおります。通年で約1,000万円程度が年間の費用負担になるのではないかというふうに見込んでいるところであります。 以上です。 ○議長(永友繁喜君) 下村議員。 ◆議員(下村豊君) このタクシーは1台ですか、何台ですかね、使えるのは。 ○議長(永友繁喜君) 総合政策課長。 ◎総合政策課長(比江島信也君) 現在、1台で運行をしていこうというふうに考えております。 以上です。 ○議長(永友繁喜君) 下村議員。 ◆議員(下村豊君) 先ほどデマンドタクシーの件で同僚議員の話を聞いていましたが、中心部はコミュニティバス、遠いところはタクシーというような構想を言われましたですよね。システム代は非常に200万円ということで、これは安いやり方だと思うんですよ。調べたら、高いのはGPSもつけて何とかをして、その日のうちに予約してさっと来るとか、それをやったら相当かかると。だけれど、安いやり方はタクシー会社の無線とか、そういうのを使うやり方があるということで恐らくこれは安いやり方なんですか、節約した。 ○議長(永友繁喜君) 総合政策課長。 ◎総合政策課長(比江島信也君) おっしゃられますように、まず経費を、制度を安定運用させるためには、やはり初期投資を落としたいということもありますので、そのようなやり方です。 以上です。 ○議長(永友繁喜君) 下村議員。 ◆議員(下村豊君) 非常によいやり方だと思いますが、金をかけたらすごいですよね、あれは。1,000万円ぐらいかかるようなものがありました。これを一回やってみて、これが軌道に乗ったら、この免許返納者というか、要は年齢も──免許返納者でもないんですが、持たない人でもいいですけれど、要は町内は一応、今、デマンドタクシーとコミュニティバスと。だから、私がいつも──いつもというか、町民の方からよく言われるのは、まだ免許証は持っているんだけれど、そのうちなくなる、持てなくなると、どうしようかなあということをいつも言われているんですけれど。 そういう方が何を心配されているか、やっぱり病院に行かれますよね。そうすると、2週間に一回は薬をもらったり、1週間に一回は通院したりと。行かれるとしたら、恐らく宮崎市、佐土原、宮崎、高鍋、西都、郊外・町外ですよね。そういう人たちで年金生活者となると、やはり交通費も厳しいのかなあと。そういうことを考えておっしゃるのかなあというふうに思っているんですけれども、現在のところ恐らく無理でしょうから、補助は。さっき同僚議員にも無理と言われていましたので、そうでしょうけれど。 これはやっぱり将来的に課題として考えていただきたいんですけれど、町長、課題と思われますか、どうですか。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 大変な課題だというふうに思います。県に対して実はこの広域間にわたる移動手段の確保、免許返納を進めるより、しっかり交通整備をしていく、そして安心して移動ができるということは、これは市町村単体ではなかなか難しいことなので、県がしっかり考えるべき案件だというふうにお伝えをして要望を差し上げているという状況になります。しっかり要望も続けながら、町でもしっかり対応を考えてまいりたいというふうには思う案件でございます。 ○議長(永友繁喜君) 下村議員。 ◆議員(下村豊君) 至急にはできないと思いますけれど、ひとつ検討課題として、継続して研究していただきたいというふうに思います。 それから、最後、ゆるキャラについてということで質問させていただきます。 実はいろいろネットで調べていましたら、面白い──面白いと言ったらおかしいんですけれど、小学5年生の男の子が「ゆるキャラのすゝめ」というのを研究したんですよ、先生が指導されて。県内のどこかの学校なんですよ、それは言えませんけれど。もう今は恐らく高校生ぐらいになっている方が研究して、小学校の研究課題でしょうね。たまたまネットでこう見とったらありましたので、その中で、ゆるキャラって何でこんなにはやったんだろうとか、何で必要なんだろうと書いているんですよ。 これをちょっと紹介しますと、この子が気になったのは「ひこにゃん」です、彦根市の。何でこれがこんなに人気があるんだというふうに興味を持ったそうです。調べたら経済効果は174億円だったそうですわ。2011年ぐらいからですかね、この10年間。 それで興味を持っていろいろ調べて「ゆるキャラの定義」と書いてあるんですよ、彼が調べたのは。提唱者はタレントのみうらじゅん氏じゃないかと言っておりますが、ちょっと顔を存じないんですけれども、この方がいろいろ最初に提唱されたんじゃないかと。 ゆるキャラとは、「ゆるいマスコットキャラクター」を略したものと言っております。「ゆるキャラ三か条」ちゅうのは、このみうら氏が言っているんです。 まず一つが「郷土愛に満ち溢れた強いメッセージ性があること」、2つ目が「立ち居振る舞いが不安定かつユニークであること」、3つ目が「愛すべきゆるさを持ち合わせていること」ということでありまして、これに加えて「原則として着ぐるみ化されていること」も条件になってきております、彼の研究からは。 我が町もこういうゆるキャラがいたら、少しは何かの町の明るさに貢献できるのかな、あるいは経済効果もあるのかなあと思うんですけれど、過去に新富町はこういう経験とか研究とか、何かされたことはありますか、ないですか。
    ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 聞いたことがないので、研究したことはないんだというふうには思います。 ○議長(永友繁喜君) 下村議員。 ◆議員(下村豊君) 私、今年の2月、川南へ行ってちょっと自転車の競技があって乗せてもらったときに玄関に入ったら、マットにキャラクターの絵が書いてあって、あすこはトロントロンの何かいるんですね。そういうトロンボーイか何か。我が町はないなあとふっと思った次第で。だから、これを何かちょうどコロナでやられた年なので祈念して何か記念に──コロナなんですけれど、名前は。何かこう町をおこすゆるキャラはできないものかということで、町長、これを取り組んでいただけませんか、どうですか。 ○議長(永友繁喜君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 実はまだ正式に発表ではないんですけれども、このゆるキャラを作っていただいている会社がこゆ財団の計らいとうちの担当課の努力によって、新富町に本社を移転をしてくるということになりそうです。大変有名なそのゆるキャラの製作をしているところになりますので、そこの本社が新富町にあるのに、ゆるキャラがないというのも何か大変もったいない気もしますので、またそこと議論とか検討をさせていただきながら、新富町にふさわしいゆるキャラ等の検討を差し上げたいというふうに思います。 ○議長(永友繁喜君) 下村議員。 ◆議員(下村豊君) ありがとうございます。ぜひ取り組んでいただいて明るい町にしていただければと思います。 実は議会にもマスコットがいるんです、この2人。いつも1人ですけれど、新コロナで2人にしました。持論です、これは。うちのマスコットですけれど。そういうことで、私の質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。────────────・────・──────────── ○議長(永友繁喜君) 以上で、本日の一般質問を終わります。 本日の議事日程は終了しました。 明日も引き続き、午前10時から一般質問を行います。 本日は、これにて散会いたします。午後2時43分散会──────────────────────────────...